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最新更新日時: August 23, 2010

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文化財トップ 文化情報誌第4号
 

おてんじょだけ 第4号         
 

平成15年7月8日 発行


1 第4号の発刊にあたって   
 
発刊をはじめて4回目になる今回は、「郷土芸能」を掲載してみました。
全国各地でそれぞれ異なる郷土芸能。
都城北諸でも数多くある郷土芸能にスポットをあててみたいと思います。

2 文化情報トピックス〜都城北諸の郷土芸能〜
郷土芸能。「全国どの地域にも存在する」と言っても過言ではない、その地域を象徴する文化です。
薩摩藩に属していた我々の都城北諸県地域では、棒術・剣術を取り入れたものや、牛馬を使った芸能などさまざまな種類があり、古いものだと400年以上も前から伝えられているものもあります。

都城北諸にもたくさんある郷土芸能の中から、今回は各市町より一つずつを紹介します。皆様の中には実際に踊りの経験がある方もいらっしゃるでしょうが、今回はその歴史に触れてみましょう。


(1) 山田町‐谷頭相撲甚句踊−

明治34年(1901)に前田用水路が完成して開田が始まり、さらに大正2年(1913)、鉄道が開通して谷頭に停車場が建設されたことにより、人家が並び、各地から商人が集まってくるようになりました。
また、諸県地方の牛馬のせり市が当地で開かれるようになると、州各地から大勢の業者が集まり、露天が並び大変にぎわいました。

こうした繁栄が続く中で、相撲祭りや夏祭りが催されるようになりました。その頃より歌や踊りが盛んになり、相撲甚句踊りも踊られるようになったといわれています。

【踊り】
軍配を手にした行司を先頭に踊り子が右袖から右回りに登場し、その後に襦袢の上に長着物を右肩脱ぎした力士役の踊りが続きます。
白足袋に赤緒の草履を履き、それぞれが「しこ名」の入った化粧まわしをつけて三味線・太鼓・拍子木、そして、ユニークな歌詞に合わせて踊ります。

(2) 都城市−郡元稲荷神社神舞−

都城市の民俗芸能は、30以上ものものが各地に伝承されていますが、その中で郡元の稲荷神社に伝わる神舞を紹介します。

まず神舞が伝わる稲荷神社は、島津氏の祖:忠久が1197年9月19日に創建したもので、古くは島津稲荷宮とも呼ばれ、島津家に大変縁のある神社です。また、稲荷神社のある郡元町は、平安時代に開かれた、日向・薩摩・大隅にまたがる島津庄の発祥地でもあります。

神舞は、民俗芸能の分類の中では、神楽に属するもので、都城に残るただひとつの神楽でめずらしいものです。

神舞は、穀物の豊作や、人々の無病と健康、長寿を祈願するため、代々の神官の家柄である細山田家、藤田家、神崎家によって伝えられたといわれています。

以前は、多くの舞があったようですが、現在は、
・タチカラ(手力男)舞
・双剣舞
・片剣舞
・宮毘舞
・田の神舞
・薙刀舞
の六つの舞が伝えられています。

中でも田の神舞は、旧薩摩藩各地に伝わっている神楽の中でもっとも親しまれている舞です。

(3) 山之口町−山之口麓文弥節人形浄瑠璃−

山之口町麓小学校では、麓地区に約330年より伝えられている「文弥節人形浄瑠璃」の保存と伝承をめざして、平成6年からこの活動に取り組んできています。

学校外活動として第2・4土曜日を利用し、地域に伝わる「山之口麓文弥節人形浄瑠璃」をとおして、郷土愛、文化財保護の精神を育てると共に、地域住民との交流を深め伝統芸能の大切さを学んでいます。


画像:たにがしらすもうじんくおどり

谷頭相撲甚句踊

画像:こおりもといなりじんじゃかんめ

郡元稲荷神社神舞

画像:やまのくち ふもと ぶんやぶし にんぎょうじょうるり

山之口麓文弥節人形浄瑠璃

お問い合わせ
都城市教育委員会 事務局 文化財課
〒885-0034 宮崎県都城市菖蒲原町19‐1
Tel:0986-23-9547
Fax:0986-23-9549