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最新更新日時: April 20, 2012

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文化財トップ画像:やじるし発掘調査中の遺跡
 

2011年の発掘調査               
 

真米田遺跡(まめだいせき)
都城市高城町穂満坊
平成23年5月−平成24年3月
真米田遺跡は都城盆地の北部にある、今から約1100年前、平安時代を中心とした遺跡です。
工業団地建設に伴い、発掘調査を実施しました。

21軒以上の掘立柱建物や、周りに溝をめぐらせた周溝墓、当時の人々が使った多量の素焼きの器、舶載陶磁器などが出土しています。

特に、都城盆地最大級、直径1メートルの柱穴をもつ大型建物や、北部九州との関係が指摘される周溝墓などからは、各地とつながりを持った有力者が想像されます。
画像:まめだいせき 1めーとるのはしらあな
直径1メートルの柱穴
画像:まめだいせき おおがたたてもの
大型掘立柱建物
画像:まめだいせき しゅうこうぼ 
周溝墓

平松遺跡(ひらまついせき)
都城市高崎町笛水
平成23年5月−8月
平松遺跡は都城市の北端、小林市との境を流れる岩瀬川を見下ろす丘陵上にあります。
都城市立笛水小中学校の体育館建設に伴い、発掘調査が実施されました。

今から約7000年〜8000年前、縄文時代早期を中心とする遺跡であり、多量の土器・石器のほか、竪穴住居跡や調理場跡と考えられる集石遺構や炉穴などがみつかりました。当時の人々が暮らしたムラの跡と考えられています。
画像:ひらまついせき じょうくうから
上空から
画像:ひらまついせき たてあなじゅうきょあと
竪穴住居跡
 画像:しゅうせきいこう
集石遺構

菓子野地下式横穴墓群2011-1.2号(かしのちかしきよこあなぼぐん)
都城市菓子野町
平成23年4月、12月
菓子野地下式横穴墓群は、都城市の北西部、庄内川を南に見下ろすシラス台地上にあります。
2011年には耕作中の陥没により3基の地下式横穴墓が発見され、調査されました。

そのうち、12月に発見された2011-2号地下式横穴墓は1基の竪坑を2基の玄室が共有する非常に珍しい形態であり、鹿屋市・立小野堀遺跡に続く2例目となりました。
また、2011-2A号玄室は天井の崩落もなく、古墳時代に埋葬されたままの状態を保っており、葬送の方法や儀礼などを考える上で貴重な資料となると考えられます。
画像:2011-1ごう ぜんけい
2011-1号
画像:2011-1ごう たてこう
2011-1号竪坑
画像:2011-1ごう げんしつ
2011-1号玄室 
画像:2011-2ごう ぜんけい
2011-2号
画像:2011-2Aごう せんどうからげんしつをのぞむ
2011-2A号羨道から玄室
2011-2Aごう げんしつない
2011-2A号玄室

王子山遺跡(おうじやまいせき)
都城市山之口町山之口
平成22年度調査
王子山遺跡は、都城市の北東部、山之口地域にあります。
盆地の東縁山地に接するシラス台地面に立地し、南側には大淀川の支流、花木川が西へと流れています。

山之口小学校の校舎建替え工事に伴い、2010年度に発掘調査が実施されました。
縄文時代の初め頃、「草創期(約13000年前〜約10000年前)」から「早期(約10000年前〜約6000年前)」にかけての遺跡です。

このうち、宮崎県内でも貴重な縄文時代草創期の定住集落から、土器・石器のほか、炭化した植物遺体が多数発見されました。
専門家に分析と同定を依頼した結果、約13000年前のコナラ亜属のドングリ子葉のほか、ネギ属の鱗茎(りんけい)も含まれていることが判明しました。
また、土器についた圧痕を調査した結果、ダイズ属ツルマメも確認されました。
ネギ属茎とツルマメは国内最古の事例であり、縄文時代草創期の13000年前、南九州地方において植物質食料が積極的に利用されていたことを具体的に裏付ける貴重な資料であることがわかりました。

炭化した植物遺体(PDF 910KB)
画像:おうじやまいせき たんかりんけいるい
炭化した鱗茎(ネギ属)
右端は現世のノビルの鱗茎
画像:どきについたあっこん
土器圧痕(ダイズ属ツルマメ)
画像:たんかしたどんぐり
炭化したドングリ子葉(コナラ亜属)


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