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収蔵作品展「線を楽しむ」(令和5年3月14日~5月7日)-アーカイブ
収蔵作品展「線を楽しむ」チラシデータ [PDFファイル/1.72MB]
趣旨
線からは、モノのかたちや文字の意味だけではなく、筆先の動き方や勢い、重さ、軽さなども読み取ることができます。
絵画や書は、現代では別のものとして扱われがちですが、江戸時代以前の日本では「書画」として一つの概念で扱われていました。これは、「絵画と書は、同じ筆を使って生み出されるので根本的に一緒である」という考え方が、中国から日本へ広まったからでした。一方、西洋では線は色彩と相対するものと考えられており、絵画においてどちらが重要か長年論争されてきました。開国による西洋文化の流入で、日本において「書画」が絵画と書へ分かれ、新たに「美術」や「芸術」というカテゴリーが誕生したあとも、それぞれが独自の視点で、線と向き合いながら発展しつづけています。
本展覧会では、絵画や書を中心に、彫刻やインスタレーションも交えながら、芸術作品で表される線について、「筆の動き」や「線と色彩」など様々な視点からご紹介します。
また、高嶺格のインスタレーション作品「憂鬱のアンギラス」も、約3年ぶりに高校生ボランティアの手を借りて再展示します。
会期
令和5年3月14日(火曜日)~5月7日(日曜日)
※月曜日休館(月曜日が祝日の場合、その翌日が休館)
時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
無料
主な展示作品
山内多門「金剛山」「画帖」、小波南洋 [無題]、李禹煥「From Line12」、高嶺格「憂鬱のアンギラス」、山田新一宛佐伯祐三書簡、など約50点
関連イベント
担当学芸員によるギャラリートーク(作品解説)
※申し込み不要、参加無料
日時
令和5年3月19日(日曜日)、4月9日(日曜日)、4月22日(土曜日)
※いずれも午後1時30分から
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