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山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館

記事ID:2777 更新日:2022年2月1日更新

山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館について紹介します。

施設概要

山之口麓に伝わる人形浄瑠璃の保存・展示・定期公演を目的として、平成4年(1993)に開館しました。

人形の館の外観

人形浄瑠璃とは三味線と語りと人形あやつりが一体となり物語などを演ずる「人形芝居」をいいます。

山之口町に残る「文弥節」といわれる浄瑠璃は、延宝~元禄(1673~1703)の頃、大阪道頓堀の伊藤出羽じょう座の太夫として活躍した「岡本文弥」が語る「泣き節」「愁い節」とも呼ばれる哀愁をおびた独特の節まわしをいいます。現在では「人形浄瑠璃文楽」としてよく知られていて、文楽では「義太夫節」を地に一体の人形を三人で遣う形態をとっています。

見学したい人は、山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館の定期公演で確認ください。

山之口麓に伝わる人形浄瑠璃の特徴

山之口町の人形浄瑠璃は古浄瑠璃と呼ばれる300年程前(岡本文弥が全盛期)の芸態をそのまま伝承しているところが高く評価されています。

  1. 太夫の語り調子が文弥調であり、語りの間合いに三味線が入る。
  2. 人形は文弥節人形初期の「頭差込式」で一人遣いである。
  3. 舞台の形式は「高幕式」である。
  4. 浄瑠璃上演の幕間に演じられる「間狂言」が残っている。

伝承としては「参勤交代の藩主の道中の徒然を慰めるために操った」とあります。文弥節人形の古形式を保ちながら継承しているところは全国に4カ所しかありません。

麓文弥節人形浄瑠璃は江戸時代から明治初期に製作された27体の人形とともに現代に引き継がれている貴重な文化遺産です。

山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館の展示風景

施設情報

山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館(通称:人形の館)
〒889-1803
宮崎県都城市山之口町山之口2921番地1
電話:0986-57-5295

利用時間

午前9時30分~午後5時
※入館は午後4時30分まで 

休館日

  • 毎週月曜日
  • 国民の祝日または振替休日の時は翌日休館
  • 年末年始(12月29日~1月3日) 

入館料

大人:220円(団体160円)
高校生:160円(団体110円)
小中学生:110円(団体50円)
※公演の際は、別料金加算

入館料の免除
  • 毎月第3日曜日は「家庭の日」です。高校生以下の子どもを連れた家族は、入館料が無料になります。
  • 心身障がい者と介助者。療育手帳、身体障害者手帳もしくは精神障害者保健福祉手帳を提示ください。(「障者手帳アプリ(ミライロID)」が使えます。)
  • 子育て応援カードを持っていて、高校生以下の子どもまたは妊娠している場合は、親子の入館料が無料になります。窓口にて提示ください。
  • 5月5日「こどもの日」は、小・中・高生は入館料が無料になります。
  • 11月3日「文化の日」は、無料開放となります。
入館料の減免
  • みやざき観光・文化検定合格証を持っていて、入館料団体割引適用になります。窓口にて合格証を提示ください。
  • JAFカード(会員証)を持っている場合は、カード1枚につき入館9名まで団体割引料金適用になります。窓口にて提示ください。
  • 教職員互助会会員証を持っている場合は、互助会会員とその家族は団体割引料金適用になります。窓口にて提示ください
※事前に相談ください
  • 社会福祉施設に入所している方及びその引率者の方が教育活動として観覧するとき。
  • 都城市の小学校および中学校に在学する生徒およびその引率者の方が学校教育活動として観覧するとき。
  • 国または地方公共団体職員が施設の状況調査または研究のため観覧するとき。

山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館の定期公演


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