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戸襖(とぶすま)「 松に栗鼠(りす)」

記事ID:2352 更新日:2019年10月29日更新 印刷ページを表示する 大きな文字で印刷ページ表示

戸襖「 松に栗鼠」

木製の戸襖に、松と5匹のリスを描いたこの襖絵は、枝から次々とリスが飛び移る生き生きとした瞬間と、大きな松の木が印象に残ります。この作品は、都城出身の日本画家、大野重幸(おおのじゅうこう)が昭和28年頃に描いたものです。

重幸は、同郷の山内多門(やまうちたもん)に弟子入りして日本画を学び、宮崎県ではただ一人、日本美術院展無鑑査の実績ある画家です。

この襖絵のほかにも、本宅の欄間(らんま)のデザインを手掛け、都城島津農芸館にも7枚の絵図が残されていることから、都城島津家と親しい付き合いがあったと推測されます。都城島津家の記録によると、昭和天皇皇后両陛下御宿泊の際に、師・多門の描いた「富嶽遠望(ふがくえんぼう)」の修復に携わっています。

現在、都城島津邸本宅の玄関脇の応接間には、当時の状況を再現するために、この戸襖の複製を設置しています。

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