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小襖(こぶすま)「水辺に小禽図(ことりず)」

記事ID:3134 更新日:2019年10月29日更新 印刷ページを表示する 大きな文字で印刷ページ表示

小襖「水辺に小禽図」

明治以降の芸術品の一つとして都城島津家に伝わるこの2枚1組の小襖には、水辺から伸びた大きな木の枝で羽を休め、毛づくろいをする小鳥が描かれています。 この襖絵の作者は、署名と落款(らっかん)から、小波南洋(こなみなんよう)と考えられています。 南洋の本名は盛春といいますが、「南洋」の他にも、魚青(ぎょせい)、月華(げっか)、月柳(げつりゅう)、夏風庵(かふうあん)など、複数の号を称しています。 伊予(現在の愛媛県)の宇和島藩の家老職の家に生まれた南洋は、画家を志し、京都四条派 (しじょうは)の流れをくむ画家の梶谷南海(かじやなんかい)に学んだ後に、四条派の長谷川玉峰(ぎょくほう)に師事しました。 南洋は、京都や大阪、東京などを歴遊した後、九州を巡り、明治の初めの頃、長崎県に移住しています。その後も活動を続け、弟子を育てながら多くの作品を残しました。

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