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収蔵史料展「武がしめすもの」の展示内容を紹介します
平安時代に朝廷を守護する役割をもって誕生し、世に現れた武士。彼ら武士は、武力を高めながら、その後政治力をも身につけ、幕府を開いて世の中を動かすようになりました。そして泰平の世といわれた江戸時代、武士は身分制の頂点に立ち、政治を動かす人材へ変身して幕府政治や藩政を動かしていきます。この歴史のなかで、彼ら武士の心を動かしたのは「武士道」精神でした。
古来より戦闘者であった彼ら武士の「武」を端的に示しているのは武具です。武具は時代の流れや合戦のあり方にともなって進化し、形を変えてきました。とりわけ、泰平の世となった江戸時代、武具は武士の象徴として備えられるものとみなされ、そしてその家の格を示すものとなって伝世していきました。
本展ではそうした観点から、鹿児島藩または都城島津家にちなんだ武具、そしてそれに関する史料を展示し、江戸時代の武士が武具を備える意味や、鹿児島藩や都城島津家における武備えがどのようなものだったのかを紹介します。
展示史料一覧
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