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島津久家のハット (帽子)

記事ID:4077 更新日:2019年10月29日更新 印刷ページを表示する 大きな文字で印刷ページ表示

都城島津邸には、27代当主島津久家(ひさいえ)が使用したフランス製のハットがあります。このハットは、久家が陸軍歩兵少尉となった明治34年(1901年)頃にフランス留学した際、購入したと考えられるものです。

そもそもハットとは「シルク」と思われがちですが、実は久家が愛用したこのハットは、ビーバーの毛皮でつくられています。

ヨーロッパで生まれたハットは、最初ビーバーの毛皮で製作されていました。しかし、乱獲によって絶滅の危機に陥ったため、代わりに絹(シルク)を素材とするようになったといわれています。そうした意味では、ビーバーの毛皮製である久家のハットは、歴史的価値の大きい資料といえます。

久家がこのハットをかぶり、重要な社交の場に出向いていたのが目に浮かんできます。

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