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東霧島神社御奉納絵馬写(つまきりしまじんじゃごほうのうえまうつし)

記事ID:4090 更新日:2019年10月29日更新 印刷ページを表示する 大きな文字で印刷ページ表示

資料写し絵室町時代中期、南九州に水墨画を伝えた薩摩国出身の画僧、秋月等観(しゅうげつとうかん)。彼は現在の薩摩川内市周辺に拠点を置いた高城(たき)氏の出身で、武士として合戦にも参加していました。
ある戦いの最中に行方不明になった秋月は、周防国(すおうこく・山口県山口市)で僧になり、雪舟(せっしゅう)の弟子として水墨画を学びました。

頭角を現した秋月は、師から認められ、明応(めいおう)元年(1492) に帰郷。後に、財部寿福坊等見(たからべじゅふくぼうとうけん)を弟子とし、水墨画の技法を伝えました。
史料である三暁庵主談話(さんぎょうあんしゅだんわ)には、「都城盆地一帯には、雪舟流水墨画の流儀が多数見られた」との記述があります。

財部寿福坊等見の作品は現存していませんが、江戸時代後期に活躍した都城島津家の絵師長峰探隠(ながみねたんいん)が、東霧島神社に奉納されていた等見が描いた絵馬を模写しています。

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