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緊急事態宣言解除に際しての市長メッセージ(令和2年5月15日)
昨日、政府は、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言の対象地域のうち、宮崎県を含む39県の宣言を解除することを決定いたしました。これに際し、私より市民の皆様へメッセージがございます。
まず、今回の新型コロナウイルスの感染により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、感染された方々の一日も早い回復を祈念申し上げます。
また、日本中、世界中で治療等に関わっていただいている医療関係者をはじめ、全ての皆様に敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。
さて、皆様ご承知のとおり、新型コロナウイルスが世界中で蔓延し、国内においても、感染者が東京など都市部を中心に急増したことにより、4月7日、7都府県に緊急事態宣言が発出され、4月16日には宣言の対象地域を全国に拡大。さらに5月6日、宣言が5月31日まで延長され、現在に至っております。
そうした中、昨日、本県も緊急事態宣言が解除され、また、これまでのところ、本市では1例の感染者の確認もなく経過しております。これは市民の皆様が感染防止にご尽力いただいた賜物であり、心から深く感謝申し上げます。
こうした状況を踏まえ、本市においては、次のとおり対応することといたします。
まず、市内の小中学校については、5月25日の学校再開に向けた取り組みとして、5月24日まで臨時休業を継続した上で、5月18日から22日までの間、全ての児童・生徒を対象とした連日の登校日を設定し、子どもたちの生活リズムや体力面に配慮して段階的に授業時数を増やすなどします。また、学校給食も提供します。なお、部活動は5月18日から実施することとします。
また、公共施設等については、国の対処方針等に基づき、基本的な感染対策の徹底等を行った上で、5月11日から順次開館しておりますが、休止している宿泊施設等についても、6月1日から再開することといたします。
なお、これまで市外住民の利用自粛をお願いしていましたが、本日から5月末までの間は、国の緊急事態宣言の解除の趣旨を踏まえて、県外住民の利用については自粛をお願いしてまいります。
市民の皆様の、引き続きのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
さて、先ほど申し上げたとおり、本県は緊急事態宣言を解除されましたが、新型コロナウイルス感染症が終息したわけではなく、世界中で感染拡大の第2波も懸念されております。さらに申し上げれば、新型コロナウイルスが世界から消滅することはなく、今後、我々人類は、このウイルスと共存していかなければなりません。
したがいまして、市民の皆様におかれましては、今後とも、(1)予防の基本である「手洗い」「咳エチケット」の徹底、(2)マスクの着用、(3)身体的距離の確保、(4)3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)の回避等、専門家会議から示されている「新しい生活様式」を心がけていただき、感染防止に取り組んでいただきますよう、お願いいたします。
また、県をまたいだ移動は少なくとも5月中は可能な限り控えていただくとともに、不要不急の帰省や旅行など、緊急事態宣言が解除されていない都道府県との往来も、自粛していただきますよう、お願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の終息のときまで、引き続き、市民・国民が一丸となって頑張ってまいりましょう。
令和2年5月15日
都城市長 池田 宜永