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都城市における新型コロナウイルスクラスター発生確認と更なる感染拡大防止についての市長メッセージ(令和3年1月2日)
県内および本市内におきまして、新型コロナウイルス感染症にかかるクラスター(感染集団)2件の発生が確認されました。
まずは、感染された皆様に対し、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈り申し上げます。
宮崎県による感染者の行動履歴や濃厚接触者調査により、県が本日までに公表した情報は、次のとおりです。
【市内高齢者施設における感染状況】
24人(うち22人が市民)
【延岡市の運動施設における感染状況】
22人(うち4人が市民)
こうした状況を踏まえ、河野知事は本日の記者会見において、「県全体は感染急拡大の瀬戸際にあり、さらに都城市においては、12月31日に指定した新型コロナウイルス感染区分“感染警戒区域(オレンジ)”から“感染急増圏域(赤)”へ段階を引き上げることも視野に入れている」と発言され、本市の感染状況は非常に危機的な状況となっております。
これ以上の感染拡大を防ぐためには、市民の皆様お一人お一人の感染拡大防止の取り組みが欠かせません。これまでもお願いしてまいりましたが、感染リスクが高まる5つの場面、(1)飲酒を伴う懇親会等、(2)多人数や長時間に及ぶ飲食、(3)マスクなしでの会話、(4)狭い空間での共同生活、(5)居場所の切り替わり を避けるなど、「新しい生活様式」を徹底してください。
また、(1)予防の基本である「手洗い」「咳エチケット」の徹底、(2)集団発生防止のための3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける、(3)体調がすぐれない方の会合等への参加自粛をお願いいたします。
これまで本市在住の方の感染確認が公表された際、根拠のない噂話やデマが広がり、心を痛められた方々がいらっしゃいました。また、医療従者の皆様に対する偏見も問題となっております。市民の皆様におかれましては、感染に関わる情報を憶測のもと広めることは厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。
県や市が公表する情報以外は、「根拠のない噂話=”デマ”」と捉えてください。噂話はエスカレートし、「不当な差別」「偏見」「いじめ」につながり、訴訟に発展することもあります。
市内における新型コロナウイルス感染症を拡大させないために、市民一丸となって頑張ってまいりましょう。
令和3年1月2日
都城市長 池田 宜永