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消防士は、「消火活動」だけでなく、「救助活動」や「救急活動」、「火災を未然に防ぐ活動」、「119番通報を受ける業務」も行っています。
それぞれの仕事内容を各担当が紹介します。
消防士 濱松 明理さん
火災の通報を受けると、消防士は現場に急行し、消火活動を行います。状況をいち早く把握し、火災の被害を最小限に抑えることが仕事です。そして、消火活動が終わると、警察と協力して火災の原因を調査します。「なぜ火災が起きたのか」、「どこから出火したのか」を明らかにすることは、火災を防ぐためにとても重要です。
自分自身まだ新人で、最初はとても不安でしたが先輩方が優しく丁寧に教えてくださいます。今では仕事がとても楽しく、やりがいも感じています。皆さんとお仕事できる日を楽しみにしています。
消防士長 中原 祐亮さん
119番通報を受け、急病人や交通事故でケガを負った人の応急処置を行い、救急車で適切な医療機関に搬送します。現場では、まず傷病者の状態を観察し、応急処置を行います。必要に応じて、気道確保や静脈路確保などの救急救命処置を行うこともあります。病院に到着したらすぐに医師に引き継ぎ、症状や処置の内容を細かく報告します。
消防士はかけがえない命と真剣に向き合い、直接的に救うことのできるとてもやりがいのある仕事です。 都城市消防局であなたと働けることを楽しみにしています。
消防司令補 押川 大樹さん
「火災」「山岳」「交通事故」「水辺」など様々な災害現場で人命救助をします。出動しないときは、様々な現場を想定した訓練を行い、いざというときに備えています。その他にも、職場体験や消防署の見学にきた子供たちへの対応なども行っています。
我々の仕事は、すべてが命に関わります。だからこそ、すべての仕事に終わりはなく、日々業務を追究し、市民の安心安全を追求しています。人のためになる仕事を探している方は、是非消防士を目指してみてはどうでしょう?天職になるかもしれませんよ!
消防士長 飯干 嵩大さん
火災や災害が発生しないように、建物の安全性のチェックや消防設備の審査・検査・指導をおこなう仕事です。予防業務は、出火発生を未然に防ぎ、災害の起こりにくいまちづくりの重要な役割を担います。
私は火災を未然に防ぐことは、多くの人の命を救えるものだと信じて業務に励んでいます。消防士の仕事は、警防隊などの24時間勤務だけでなく、予防課や総務課など日勤(平日8:30~17:15)の仕事もあり、女性が活躍できる場も多くあります。都城市消防局は、男性も女性も働きやすい職場です。消防士の仕事に興味のある方、お待ちしています。
消防士 平川 寛さん
119番通報を受け、火災や救急の災害現場へ適切な車両と台数を編成し、各消防署に出動指令を行います。出動隊に消防無線や携帯電話を使用して通報者からの情報提供を行います。また、警察、病院、九州電力、消防団、ドクターカー、防災救急ヘリなどと密接な連携を取り、災害対応を行っています。
指令課での119番通報の聴取は、傷病者の助けを求める声を最初に受け取ることができる業務です。災害時は各関係機関とのやり取り等もあり、消防の中枢を担う仕事であるため、非常にやりがいがあります。都城市消防局は熱い志を持つ皆さんをお待ちしています!
一般的な公務員と同じ「毎日勤務」(8:30~17:15)で勤務する消防士もいますが、消防士の大半は「交代勤務」(8:30~翌朝8:30)での勤務です。都城市消防局では、3つの班が交替勤務を行う「3部制」という勤務体制をとっています。
火災や事故がなく、当番の日である消防士のスケジュールの一例は次のとおりです。
午前8時30分:出勤・各担当申し送り・交替点検・ミーティング
午前9時:体操・車両及び資機材の点検
午前10時:事務処理・訓練・消防署見学の案内など
正午:昼食・休憩
午後1時:訓練・事務処理
午後6時:夕食・休憩
午後7時:体力トレーニング・入浴・事務処理・車両及び資機材の整備
午後10時:仮眠
午前5時:起床・清掃
午前8時30分:各担当申し送り・交替点検