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応急手当の目的は、救命処置のほかに、病気やけがの悪化防止、苦痛を軽減することです。正しい応急手当は、あなたの大切な家族や友人をはじめ、身のまわりの方々を助けることにつながります。あなたの勇気を期待しています。
救急車が通報を受けてから現場に到着するまでの全国の平均時間は10.3分で、 出動エリアが広範な都城市消防局管内の平均時間は11.1分となっています(令和4年中)。
呼吸と、心臓が止まってしまった人の命が助かる確率は、10分間で急激に低下します。しかし心肺蘇生などの救命処置をした場合は、低下する時間を引き伸ばすことができます。
このようなことから、傷病者を救命するには、周囲に居合わせた人(バイスタンダー)による救命処置などの応急手当が不可欠です。
応急手当の開始が遅れても、その意味がなくなるというわけではありません。
開始が遅れたとしても、蘇生の可能性があれば、その可能性に懸けた応急手当が必要です。
救命のためには次の4つを繋ぐことが大切です。これら4つのリレーを「救命のリレー」と呼んでいます。
中でも特に重要な「早い通報」と「早い応急手当」の2つを、まわりに居合わせた人(バイスタンダー)が担っています。