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皆さん、おはようございます。
さて、新型コロナウイルスにつきましては、ご承知の通り、世界中で蔓延し、国内においても、感染者が東京など都市部を中心に急増したことにより、4月7日、7都府県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県)に緊急事態宣言が発出されたところであります。しかしながら、その後も感染者は全国で増加し、国民生活や経済に更なる甚大な影響を及ぼす状況になったこと等を踏まえ、4月17日、政府は緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大することを決定し、現在にいたっております。
そうしたなか、4月23日、臨時の記者会見を開催し、新型コロナウイルス感染症に関する本市独自の緊急対策を発表。昨日、市議会臨時会において関連予算を可決して頂きました。
本市独自の緊急対策予算額は16.7億円で、感染防止や生活支援、事業支援と多岐にわたる事業予算を計上しておりますが、特に、事業者支援金について概略を説明すると、
となっており、予算額は約16億円、財源は主にふるさと納税の寄付金を充てております。
私としては、事実上の休業要請状態となって売上が減少している都城市の全事業者の皆様に対して、「一緒に頑張って乗り越えて行きましょう!」と言う強い思いで、今回、20万円の支援金を創設したところであります。
事業者の皆様には、当該支援金をご活用頂き、事業継続・雇用確保等にご尽力頂ければ幸いであります。
また、昨日、国の補正予算が成立いたしましたが、国による10万円の特別定額給付金についても、市民の皆様に確実かつできるだけ早くお届けするべく、本市としては最大限努力してまいりますので、職員のみなさんのご尽力をよろしくお願いいたします。
さて、県内においては、4月30日現在、新型コロナウイルスの感染者が17人確認されており、本市においても、いつ感染が発生してもおかしくない状況であると考えております。
明日から大型連休が始まりますが、現状を踏まえ、市民の皆様及び職員の皆さんにおかれましては、不要不急の外出を自粛していただくとともに、新型コロナウイルス感染防止のため、(1)予防の基本である「手洗い」「咳エチケット」の励行、(2)集団発生防止のための3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける対応、(3)体調がすぐれない方の会合等への参加自粛等の対策を、これまで以上に徹底していただきますよう、改めてお願いいたします。
また、県内の感染者においては、首都圏・関西圏・福岡県などの都市部をはじめ、県外への行動歴が散見されることから、県外への往来につきましても、できる限り自粛していただきますよう、お願いいたします。
市民の皆様及び職員の皆さんには、しばらくの間、日常とは違う窮屈な生活が続くことになると思いますが、いたずらに心配したり、過剰に反応したりすることなく、国・県・市等から出される正確な情報に基づき、冷静に御対応いただきますよう、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルスの更なる感染を防止するため、そして、この困難な状況を乗り越えるため、引き続き、市民・国民が一丸となって頑張ってまいりましょう。
次に、「都城フィロソフィ」についてお話致します。今月は、フィロソフィの第2部第1章「一人ひとりが都城市役所」の第2項目である「地域を愛し、地域と共に生きる」についてお話します。フィロソフィ手帳の32~33ページにある解説には、次のように書かれています。
「まちづくりは、市役所のみが行うものではなく、市民や企業、NPOなどの多様な主体が連携して行う時代になっています。
そのため、市役所の仕事は地域、そして市民に支えられて成り立っていると言えます。地域や市民の活力が市の活力に直結するのです。
まずは、「地域を愛し、地域と共に生きる」を掲げる私たち職員が、「隗(かい)より始めよ」の精神で、地域の行事などに積極的に参加し、地域の底力を引き出していくことが重要です。
また、地域に参画し、地域を見ることや地域の声を聞くことで、都城の魅力を再認識するとともに、仕事のヒントを得ることもできます。さらには、人との絆を実感できることから、人生がより豊かなものとなります。」
私は市長就任以来、職員の皆さんに対し、事あるごとに次のように申し上げてきております。
「職員の皆さんが望む、望まないに関わらず、市民の皆様から見ると、職員の皆さん一人ひとりは都城市役所という大きな看板を背負っており、それは現役時代はもちろん、おそらく退職した後も、もしかしたら亡くなった後も、皆さんはずっと市役所の看板を背負っていかなければならないかもしれない。すなわち、それほど職員の皆さんが背負っている市役所の看板というものは重いものなんです!」
恐らく、いま私が申し上げたことは、決して間違っていないと思いますし、これは市民の皆様の職員の皆さんに対する期待であり、叱咤激励であると思います。
したがって、私は職員の皆さんに対し、一貫して「地域活動等への積極的な参加」をお願いしてきておりますし、全職員の自治公民館加入、新規採用職員の消防団入団、採用10年経過職員の自衛隊研修等、様々な取組みを行っています。こうした取組みを通して、「地域を愛し、地域と共に生きる」という我々の職務の原点を見つめ直し、それぞれの役割を果たしていただければ幸いです。引き続き、一緒にフィロソフィを学んでまいりましょう。
それでは、最後に改めて申し上げますが、市民の皆様及び職員の皆さんにおかれましては、明日からの大型連休において、新型コロナウイルス感染防止のため、(1)予防の基本である「手洗い」「咳エチケット」の励行、(2)集団発生防止のための3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける対応、(3)体調がすぐれない方の会合等への参加自粛等の対策を徹底していただくとともに、県外への往来についても、できる限り自粛していたただきますよう宜しくお願いいたします。
また、現在、本市のホームページやフェイスブックページ、Line等で情報発信しておりますが、市内で宅配やテイクアウトを行う飲食店等を紹介する「都城飲食店応援プロジェクト」にも取り組んでおりますので、ランチやディナー等々、多くの市民の皆様、職員の皆様のご利用を重ねてお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。
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