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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルスにつきましては、5月25日、緊急事態宣言が全面解除され、6月19日には、全国への移動制限が解除され、また一歩前に進んだところでありますが、当然ながら、新型コロナウイルス感染症が終息したわけではなく、いつ何時、第2波が来るか分からない状況でもあります。
こうしたなか、今後、我々は「感染防止」と「社会経済活動の回復」をうまく両立していかなければなりません。
したがいまして、市民の皆様及び職員の皆さんには、今後とも、「新しい生活様式」を心がけていただきつつ、社会経済活動の回復にも取り組んでいただきますよう、お願いいたします。
例えば、これまで控えていたであろう外食や飲み会等について、新しい生活様式・ルールを順守したなかで再開されることも、地域経済の回復・元気に繋がると思います。少しずつ日常が戻っていくことを期待しています。
さて、10万円の特別給付金や20万円の事業者支援金をはじめとする新型コロナウイルスに関する各種対策につきましては、引き続き、職員の皆さんが一致団結して取り組んでいただいており、心から感謝申し上げます。
皆さんの頑張りのおかけで、市内外の多くの皆様から、都城市の対応についてお褒めの言葉を頂いております。大変有り難い限りです。職員一丸となって、引き続き頑張ってまいりましょう。
次に、「都城フィロソフィ」についてお話致します。今月は、フィロソフィの第2部第1章~一人ひとりが都城市役所~の第4項目である「市民目線を貫く」についてお話します。フィロソフィ手帳の36~37ページにある解説には次のように書かれています。
『市役所は、市民の幸福や市の発展を実現するために市民サービスを提供する「サービス業」です。市民サービスを提供するに当たって、市役所に来る全ての人の満足を得ることは、非常に難しいことです。
なぜなら、市役所には手続きや相談のためにやむなく来る人がほとんどであり、明るい気持ちを持った人ばかりではないからです。
そのような人に気持ち良く帰ってもらうためには、市民目線を貫き、市民に寄り添った最良のサービスを提供することが必要です。
市民の喜びが私たちの喜びであると考えながら仕事に取り組む必要があります。』
今回の「市民目線を貫く」に関連して、6月23日付けの宮崎日日新聞の投稿欄に「都城市職員の迅速対応感謝」とのタイトルで市民の方の投稿がございましたのでご紹介いたします。
投稿の概要は、『市道において、車道と歩道の間の縁石に1mほどの草が生えていて、車庫から車を出す際に少し視界が悪いので、市役所に電話して除草をお願いしたところ、快諾いただき、翌日には除草をして下さった。すっきりして気持ち良くなりました。迅速な対応に感謝します。本当にありがとうございました。』というものでした。
私はこの投稿を拝読し、大変嬉しく感動いたしました。おそらく、多くの職員の皆さんが、まさに「市民目線」で仕事に従事していただいており、今回の投稿はその一端をご紹介いただいたものと思いますが、本当に心が温かくなりました。ありがとうございます。
私は市長就任以来、一貫して、『市役所は市民サービスを提供する「サービス業」であり、市民の皆様は「お客様」である』と申し上げてきました。そして、先ほどの解説にもあった通り、市役所に来られる市民の皆様は、おそらく、「市役所にどうしても来なければならない」「来ざるを得ない」皆様が大半であり、喜んで市役所に来られている皆様は少ないであろうと私は思っています。つまり、『市役所の接遇は、ディズニーランドの接遇よりもはるかに難しい』ということです。
なぜなら、仮に、我々が何らか接遇上のミスをしてしまった場合、楽しくハッピーな気持ちで来ているディズニーランドのお客様なら許して下さることも、市役所に何らかの用事でお越しになり、必ずしも明るい気持ちではないお客様だと許して頂けないことも多々あります。
すなわち、『市役所の接遇は、ディズニーランドの接遇よりもはるかに難しい』ということになります。
それを分かった上で、私は職員の皆さんに対し、敢えてディズニーランドよりも難しい「接遇」をお願いしてきましたが、職員の皆さんはその期待に応えていただいています。本当にありがとうございます。
ちなみに、「挨拶」「接遇」「すぐに行動する」のに、お金・予算は1円もかかりませんが、我々の最大利益である「市民の幸福と市の発展」には、大きな力を発揮していることを職員の皆さんが証明してくれています。今後とも「挨拶」「接遇」「すぐに行動する(スピード感)」を心がけていただき、市民目線を貫いて職務を遂行していただきますよう、宜しくお願い致します。
それでは、7月に入り、夏到来でありますが、今年の都城の夏は、例年と違って、六月灯・夏祭りが毎日開催されるような賑やかな夏とはいきませんが、一人ひとりが「新しい生活様式」を心がけながら、それぞれの夏を楽しくお過ごしいただきますようお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。
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