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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルス感染症につきましては、7月26日、本市において初めての感染者が確認され、その後、7月30日に2例目、翌31日に3例目、8月1日に4例目の感染者が確認されております。
まずは、感染された方々に対し、心からお見舞い申し上げますとともに一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
また、本市での感染者確認等の公表後、憶測による噂話や根拠のないデマなどがインターネット等でも広がり、根も葉もない誹謗中傷で心を痛めている方々がおられます。
市民の皆様におかれては、誰にでも感染リスクがあることを踏まえ、人として当然の適切な対応をお願いするとともに、いたずらに心配したり、過剰に反応したりすることなく、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いいたします。
こうしたなか、7月30日、県知事は、県内でのさらなる感染拡大の阻止と発生地域での徹底的な封じ込めを図るため、「8月1日~16日の間、県下全域における接待を伴う飲食店等への休業」を要請されました。
また、県民に対し、「県外への不要不急の往来自粛、大人数の会食の回避、高齢者・基礎疾患のある方等は外出を慎重に判断」等をお願いされています。
したがいまして、市民の皆様には、これまで以上に (1)手洗い・咳エチケットの徹底、(2)マスクの着用、(3)身体的距離の確保、(4)3つの密(密閉・密集・密接)の回避等、「新しい生活様式」を心がけていただくとともに、県外への不要不急の往来自粛、大人数での会食の回避ならびに高齢者・基礎疾患のある方等は外出を慎重にご判断いただきますよう、お願いいたします。
また、事業者の皆様には、それぞれの業界団体等が策定している感染予防のガイドラインを遵守し、対策を徹底していただくようお願いいたします。
さて、7月の大雨により、九州では甚大な被害が発生しました。亡くなられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、被災地域の早期の復旧・復興を心からお祈り申し上げます。
今回の大雨により、熊本県の球磨川周辺地域や福岡県の筑後川周辺地域、大牟田市等では甚大な被害が発生しておりますが、本市消防局の隊員は、発災直後の7月4日、熊本県の球磨川周辺地域へ緊急消防援助隊として出動し、いち早く救助活動に尽力してくれました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、本市としても、引き続き我々としてできる最大限の支援をしてまいりたいと思いますので、職員の皆さんのご理解ご協力をよろしくお願い致します。
最後に、「都城フィロソフィ」についてお話致します。今月は、フィロソフィの第2部第1章~一人ひとりが都城市役所~の第5項目である「傾聴と共感が改善を生む」についてお話します。フィロソフィ手帳の38~39ページにある解説には次のように書かれています。
「人と接するときには、積極的に相手の話を聞く傾聴の精神を持つことが重要です。相手の意図をくみ取り、相手が何を望んでいるかを知ることからコミュニケーションが始まります。
相手が考えの異なった主張をしても、一刀両断に切り捨てることなく、相手に共感しその考えを理解することで、新たな視点から物事を見つめ直すことができるようになり、さまざまな改善のヒントを得ることができます。
また、相手が意見を述べてくれることに感謝することは、互いの信頼関係を築くことにもつながります。
傾聴と共感は、組織としても個人としても、成長する良いきっかけを生み出します。」
さて、7月4日付けの宮日新聞の投稿欄に「準備力が出た都城市の対応」とのタイトルで宮崎市の方の投稿がございましたのでご紹介いたします。
投稿の概要は、「都城市の特別定額給付金の給付率が、対象世帯の92.8%と他自治体と比べて高いのはなぜだろうと思っていたが、6月23日付宮日新聞の池田市長へのインタビュー記事を読み、なるほどと納得した。ふるさと納税の御礼状封筒の活用や自動封入機の使用等で1ヶ月以上の時間短縮。職員の創意工夫と準備力の差が出たと感じた。」というものでした。
これはまさに、職員の皆さんが、「市民の皆さんは何を望んでいるのか」「どうすれば、市民の皆さんにできるだけ早く、給付金を届けることができるか」と、まさに市民の皆様の思いや考えに耳を傾け、共感したがゆえに、危機一髪でのアイディアが生まれたのだと思います。
先ほどの解説の最後に、「傾聴と共感は、組織としても個人としても、成長する良いきっかけを生み出します」とありますが、今回の件で、本市はさらに組織としても個人としても成長したと思います。引き続き、皆で成長してまいりましょう。
それでは、8月に入り、夏本番でありますが、体調を崩さないよう気を付けていただき、「新しい生活様式」を心がけながら、暑い夏を乗り切っていただきますようお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。
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