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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルス感染症につきましては、7月25日に本市で初めての感染者が確認されて以降、8月1日~9日まで連続して感染者を確認しておりましたが、その後、8月10日以降は7日連続して感染者の確認がゼロとなり、お盆明けも8月初旬に比べて感染者の確認は減少してきており、昨日(8月31日)現在では、41名の感染者が確認されております。まずは、感染された方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
さて、本市においては、感染者確認が増加していた8月7日、公共の屋内施設を8月19日まで休館することを決定。その後、8月18日に休館期間を8月31日まで延長することを決定しておりました。
こうしたなか、本市での感染者の確認が一定程度に止まっていること、また、県全体の感染者確認も減少し、県の感染拡大緊急警報が8月31日で解除されたこと等を総合的に勘案し、昨日、本日からの公共の屋内施設の開館等を決定したところであります。
なお、当然ながら、新型コロナウイルス感染症が終息したわけではなく、今後、第3波が押し寄せる可能性は高いと言われております。
したがいまして、市民の皆様には、今後のウィズ(with)コロナ時代を前提として、いま一度原点に立ち返り、これまで以上に(1)手洗い・咳エチケットの徹底、(2)マスクの着用、(3)身体的距離の確保、(4)3つの密(密閉・密集・密接)の回避等、「新しい生活様式」の実践を心掛けていただくよう、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、7月の大雨により大きな被害を受けた熊本県芦北町への被災地支援として、市民生活部納税管理課の中馬洋一副主幹が、7月26日~8月2日の間、罹(り)災証明発行に係る住家被害認定調査等のため芦北町に行っていただきました。中馬副主幹には被災地支援に行っていただき、心から感謝申し上げます。
最近の雨の状況等を踏まえると、いつ何時、本市が大きな被害を受けるか分かりません。中馬副主幹には、今回の経験を今後の仕事に生かされるとともに、現地での経験等を周りの職員にもお伝えいただき、本市の防災力向上にも貢献いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
また、先般、総務省から令和元年度のふるさと納税の実績が公表され、本市は寄附件数50万3,916件で全国1位(日本一)、寄附金額106億4,500万円で全国2位(実質日本一)となりました。
これは、本市のふるさと納税にご寄附をいただいた全国の皆様、そして本市のふるさと納税に関わっていただいている地元の返礼品提供事業者様をはじめとする関係者の皆様のおかげであり、心から感謝申し上げます。
今回の公表は、令和元年6月1日に施行された改正地方税法が反映されて以降初めての公表となりましたが、一部の自治体とは違い、本市では、同法施行前から国の定めたルールに基づき適切に取り組んできており、そういう意味で「寄附件数日本一、寄附金額実質日本一」だと自負しておりますが、今後とも、国の定めたルールの範囲内で最大限の努力をし、令和2年度も全国の多くの皆様からご寄附をしていただけるよう、最大限の努力をしてまいります。引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、フィロソフィの第2部第1章~一人ひとりが都城市役所~第6項目「自分の仕事でないと言わない」についてお話します。フィロソフィ手帳の40~41ページにある解説には次のように書かれています。
「組織では、さまざまな仕事をみんなで分担しながら進めています。一人ひとりが自分の仕事に責任を持ってやり遂げていくことが組織全体の成功につながりますが、仕事を進める中では、当初想定していなかった誰にも属していない仕事も生じてきます。
自分の仕事ではないと言うのは簡単ですが、結局は誰かが担わなければ、仕事を成功に導くことはできません。
いたずらに時間をかけてやらない理由を探すのではなく、前向きな姿勢でどうしたらやることができるのかを考え、自分の成長につながるという思いを持って仕事に取り組むことが、組織全体にも良い影響を与えます。」
この項目は、私が市長に就任してすぐに、職員の皆さんにメッセージでお伝えした「仕事をする上での八つの心得」の三つ目にある「自分の仕事でないと言う勿(なか)れ!」に由来しています。
市長に就任して最初の1~2年くらいは、市長説明ペーパーに、「この仕事やりたくありません」という気持ちがにじみ出ているペーパーとか、「自分たちの非を認めず、言い訳が羅列している言い訳三昧」のペーパーとか、読んでいて正直イライラするペーパーが散見されましたが、最近はさすがにそうしたペーパーはほぼ無くなり、私としても職員の皆さんの成長を感じることができ、大変嬉しい限りです。
いずれにしても、こうした後ろ向きのペーパーが出てくる背景には、我々人間が元来、「楽をしたい」生き物であり、どうしても楽な方楽な方に流れていってしまうからだと思いますが、であるがゆえに、そこで楽をしたい気持ちに打ち勝ち、「できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかを考え、前向きに仕事に取り組む」ことで、我々人間は成長できるのだと思います。
昔から、「苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、楽なことばかりしていても、人間は成長しない、「現状維持を目指して現状維持はない」ということでしょう。引き続き、皆で学び成長していきましょう。
それでは、9月に入りましたが、明日から市議会9月定例会です。新しい部長は、6月議会が変則的であったので今回が実質的な議会デビューとなりますが、自分の所管部について責任を持って説明いただくとともに、提案する全ての議案を可決いただけるよう、職員の皆さんのご尽力をお願い申し上げ、今月のメッセージといたします。
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