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市長の緊急メッセージを紹介します。
皆さん、おはようございます。
まず、4月14日夜に発生した熊本地震につきましては、被災地では多くの方々がお亡くなりになられ、また、未だ多くの方々が避難所などで不安で不自由な日々を過ごされておられます。心からご冥福とお見舞いを申し上げたいと思います。
本市におきましても、消防局職員が、地震直後からいち早く被災地に向かい救援活動に従事してくれています。水道局職員も15日から被災地で給水活動を続けてくれています。また、今週からは下水道課、建築課の職員が被災地支援で現地に入り、さらには市民の皆様からの救援物資を届けるために、昨日、関係職員が被災地に行ってくれました。
募金に協力をし、救援物資を提供して頂いている市民の皆様、そして、全力で被災地支援のためにご尽力頂いている職員の皆様に心から感謝申し上げるとともに、引き続きのご協力を宜しくお願い致します。
そうした最中、4月17日、本市管理職職員が、飲酒運転により自損事故を起こすという絶対にあってはならない事態が発生しました。大変遺憾であり、強い憤りを感じております。
市民の皆様に対し、深くお詫び申し上げますとともに、熊本震災により被災地の皆様が大変なご苦労をされており、被災地支援のために、本市職員を含む全国の皆様がご尽力をされている中で、このような事態が発生したことを、改めて心からお詫び申し上げます。
本市におきましては、平成18年10月、懲戒処分の基準見直しにより厳格化を行い、飲酒運転は原則免職としており、また、翌11月には全職員が飲酒運転撲滅宣言に署名・提出をしております。さらに、毎年3回の交通安全街頭啓発運動、毎年12月の飲酒運転撲滅街頭啓発運動、また、朝礼時の交通安全の心得の唱和等々、どの自治体よりも強力に飲酒運転撲滅に向けて取り組んでいるという自負がありますが、そうした状況での今回の飲酒運転はあってはならない事態であり言語道断であります。
いつも申し上げておりますが、交通事故やもらい事故などと違って、飲酒運転だけは自分の意思で止めること、回避することができます。すなわち、飲酒運転は“犯罪"であり、飲酒運転を起こした者は、犯罪者であります。今回の行為は、公務員として、社会人としての倫理観やモラルが全く欠如していたと言わざるを得ません。弁解の余地は全くありません。
ついては、こうした事態が今後、絶対に、二度と起こらないよう、服務規律の確保、綱紀粛正の徹底を図るとともに、公務員は全体の奉仕者であるということを改めて自覚し、失われた信頼を一日も早く取り戻すために全職員が一丸となって職務に精励し、市民サービスの向上に努めていただくことを強く要請致します。皆で一緒になって信頼回復に取り組んで参りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。