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第98回市長のスマイルメッセージ(令和3年2月2日放送)

記事ID:31847 更新日:2021年2月2日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。 

市長のスマイルメッセージの画像

令和3年2月2日(火曜日)

皆さん、おはようございます。さて、まずはお礼申し上げます。

昨年後半から全国で発生が続いている高病原性鳥インフルエンザについては、1月31日に新富町で発生した際も、陸上自衛隊都城駐屯地の車両消毒など、年明け以降も大変寒い中、畜産課を中心に消毒作業等に従事していただき誠にありがとうございます。皆さんのおかげで、現在のところ、市内での鳥インフルエンザは発生していない状況となっていますが、まだまだ予断を許さない状況でもありますので、引き続き、気を引き締めて対応してまいりましょう。
また、年末年始に続き、年明け以降も周期的に寒波が襲来していますが、上下水道局での水道管凍結に備えた対応をはじめ、庁内全体で適切に対応していただいており感謝申し上げます。まだまだ寒さが続くことも予想されますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

さて、世界中で爆発的感染となっている新型コロナウイルスについてですが、皆さんご承知のとおり、わが国においても昨年末ごろからその猛威を一層強め、1月7日に東京都ほか3県に、1月13日には大阪府ほか6県に、新型コロナウイルス感染症特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発出されました。また、本県においても、1月7日に県全域に対して県独自の「緊急事態宣言」が発出され、その後、2月7日まで延長され現在に至っております。
これまで、国や県、各市町村などが連携しながらさまざまな対策を講じ、感染防止徹底のための呼び掛けを行ってまいりましたが、本市においては、年末年始にかけて感染確認が急増し、1月5日には28人の感染が確認され、1月10日時点での都城北諸県圏域の直近1週間の人口10万人あたり感染者数は、ステージ4のレベルをはるかに超え、その時点での東京の数値をも上回る75.9人となるなど、爆発的な感染状況となりました。
一方、県独自の緊急事態宣言の発出後は、市民の皆様の外出自粛等の多大なご理解ご協力のおかげで、感染確認は急速に減少し、2月1日時点での直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は0.5人となっております。市民の皆様には改めて心から感謝申し上げます。

この3月からは、医療従事者などを皮切りにワクチン接種が始まるとの情報もあり、健康部を中心に、医師会をはじめ関係者との調整を含め、接種に向けての準備もしていただいておりますが、この感染拡大を一日でも早く押さえ込むためには、“私たち一人ひとりの意識と行動”が何より重要であります。
極端なことを申し上げれば、全ての皆さんが誰一人移動せず、誰とも触れ合わなければ感染は収まるはずです。しかし、現実にはそうもいきませんので、今、私たちができることは、“接触の機会を極力減らすこと”しかありません。そのためにも、今一度、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密(密閉・密集・密接)回避」といった基本的な対策の徹底を、強くお願い申し上げます。
また、これまで感染が公表された際、根拠のない噂やデマが広がり、心を痛めた人もいらっしゃいます。加えて、最前線で感染された人の治療に当たっていただいている医療従事者への偏見についても問題となっております。“悪いのはウイルス”であって、感染した人や医療に従事する人ではありません。
市民の皆様、職員の皆さんにおかれましては、自分や大切な人が感染した場合に置き換え、感染に関わる情報について憶測をもとに広げることを厳に慎み、国や県および市が発信する正しい情報に基づいた冷静な対応をお願い申し上げます。
改めて、市民の皆様、職員の皆さんには、これまで以上に感染防止対策に万全を期していただくよう、強くお願い申し上げます。
「必ず乗り越えられます!」新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息のために、全ての市民が力を合わせて、感染防止対策に取り組んでまいりましょう。

それでは、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、フィロソフィの第2部第2章~全員の心を一つにする~の最初の項目である「本音でぶつかる」についてお話します。フィロソフィ手帳の46~47ページにある解説には次のように書かれています。
「責任を持って仕事をやり遂げていくためには、関係者全員が、役職を超えて、互いに気付いた課題や問題を遠慮なく指摘し合うことが必要です。
安易に妥協せず、何が正しいかを考え、本音で真剣に議論しなければなりません。課題や問題に気付いていながら、指摘せずに和を保とうとするのは大きな間違いです。
談論風発をもって仕事を進め、時には激論を交わしながら勇気を持って互いの考えをぶつけ合っていく必要があります。そして、議論の末に決定したことには、全員で協力しながら実行していくことで、互いの信頼関係も生まれ、より良い仕事ができるようになります。」

ある意味、コロナ禍の現在にふさわしい、「全員の心を一つにする」の章の最初の項目「本音でぶつかる」ですが、先ほどの解説にあったフレーズは、私が8年前の市長就任時に職員の皆さんにお伝えした「仕事をする上での八つの心得」の5項目目「談論風発を以て仕事を進めるべし」と6項目目「決定が下ったら従い、実行せよ」から引用しています。
実は、この2項目は私がかつて在職していた大蔵省(現財務省)の文化、大蔵イズムに由来しています。すなわち、私が平成6年4月に大蔵省に入省して初めて配属された課(大臣官房調査企画課)の官調5か条なるものに、こうした項目があり、実際、当時の大蔵省では、「どんなに若い職員も上司に対して本音でいうべきことを言う、しかし、組織としての決定が下ったら、自分の意見と違っても全力で実行する」といった文化がありました。
「本音でぶつかる」ということは、本気で真剣に物事に向き合っているからできることです。本音でぶつかり本気でチャレンジすれば、少しでも物事は前に進んでいくはずです。
ただ、本音でぶつかれば、相手・組織との関係がギクシャクするかもしれません。相手に嫌われるかもしれないと心配になるかもしれません。そう考えてしまうのも人として当然といえば当然ですが、それでも、特に、部長・課長といったリーダーの立場の皆さんには、時に「嫌われる勇気」が必要なのです。嫌われてもいいから、本気で相手のことを思って本音で思いを伝えることは非常に重要であり、本気で本音を伝えれば、必ず相手にその思いは伝わり、最終的には相手から嫌われることはないのではないかと私は思います。
いずれにしても、「本音でぶつかる」ことで信頼関係が生まれ、職員全員の心が一つになれば、これほど心強いものはありません。都城市役所が、「談論風発を以て仕事を進め、決定が下ったら従い、全力で実行する」組織となることを切に願います。引き続き、皆で学び頑張ってまいりましょう。

それでは、最後に、今日は2月2日ですが、今日は例年より1日早い節分になるそうです。節分はその名の通り、季節を分ける日。立春の前日が節分になりますが、報道等によると、どうも1年間を二十四節気に当てはめて運用すると、1年に少しずつ誤差が生まれ、春分が今年は2月4日ではなく3日に当たるため、節分も1日早くなるそうです。閏年のようなものなのでしょうか。
ちなみに、今年のように立春、節分が1日早くなるのは124年前の明治30年(1897年)以来のようです。コロナウイルスもそうですが、100年タームの出来事が起こる時代、今は正に大きな時代の転換点なのでしょう。いずれにしても、職員の皆さんには、節分でもありますので、このコロナウイルスという大鬼を退治すべく、それぞれに豆まき等していただき、コロナウイルス退治を祈願していただけると嬉しいです。以上で、今月のメッセージといたします。

市長のスマイルメッセージの音声

次の圧縮ファイルをダウンロードして聴くことができます。ただし、圧縮ファイルを解凍して得られるMp3(エムピースリー)ファイルを聴くには、Windows Media Player(ウインドウズメディアプレーヤー)などのソフトウェアが必要です。

第98回市長のスマイルメッセージ [その他のファイル/10.04MB]


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