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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、新年明けましておめでとうございます。職員の皆さんにおかれましては、ご家族・ご親戚・ご友人等とともに、輝かしい希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
まずは冒頭、新年にふさわしく嬉しいニュースをお伝えいたします。教育委員会文化財課の桑畑光博副課長が、火山灰考古学の研究成果をまとめた著書「超巨大噴火が人類に与えた影響」で本年度の九州考古学会賞を受賞されました。誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
桑畑副課長は、日常業務の傍ら、九州大学大学院に通いながら研究を進めて博士号を取得されていますが、今回の著書は博士論文をもとに書かれたものだそうです。そのご努力・ご尽力に対して心から敬意を表しますとともに、今後とも仕事・研究ともに成果を上げられることを祈念しております。
さて、ご承知のように、今月21日告示・28日投開票の日程で都城市議会議員選挙が実施される予定であります。職員の皆さんには、それぞれの業務がある中で選挙事務もお願いすることになりますが、選挙事務は通常業務でありますのでその点を深くご理解頂き、選挙事務が適正公正に執行できるようご協力方宜しくお願い致します。
さて、昨年の市政を振り返りますと、市民の皆さんのご理解のもと、職員の皆さんのお支えのおかげで、様々な政策を更に前に進めることができたと考えております。職員の皆さんに対しまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。
昨年は、9月に宮城県で開催された全国和牛能力共進会で、市内の和牛肥育農家が出品した都城産宮崎牛が「肉牛の部・第8区」で優等首席と内閣総理大臣賞の栄誉を受け、日本一となりました。また、2026年度国民体育大会宮崎大会の開催に向けて、県立陸上競技場を本市山之口町に整備することを宮崎県が決定されるなど嬉しい話題の多かった1年でありました。
本市はこれまで、”当市が持つ3つの宝”すなわち「農林畜産業」「地の利」「人間力あふれる子どもたち」を輝かせる取り組みと併せて、「子ども・子育て支援」「仕事と子育ての両立支援」「市民サービスの更なる向上」「本市の対外的なPRの更なる推進」など、様々な施策に取り組んでまいりましたが、そうした取組みの結果、東洋経済新報社が昨年発表した「住みよさランキング2017」では、南九州28市の中で2年連続総合1位と、高い評価を頂いたところであります。大変有り難いことです。
以下、具体的な取組みについて紹介しますと、「農林畜産業」の振興では、6次産業化、農業後継者支援、再造林の推進等に取り組みました。
「地の利」の拡大では、都城志布志道路整備に向けた要望活動に官民挙げて取り組んだ結果、平成29年度当初予算ベースでは国・宮崎県・鹿児島県の全体予算額が約87億円と過去最高になりました。
2月には梅北IC・金御岳IC間、3月には鹿児島県の有明北IC・有明東IC間が、平成30年度には平塚IC・南横市IC間が開通し、全区間の約5割が開通する見込みです。また、本整備事業の目的のひとつでもある、南海トラフ巨大地震等の大規模災害時に後方支援機能を強化するための拠点施設となる北消防署を本市高木町に新築移転しました。
「人間力あふれる子どもたち」の育成では、ALT(外国語指導助手)や図書館サポーターの増員をはじめ、少人数指導の非常勤講師を配置するなどの学力向上対策や、語学力向上と国際感覚豊かな人材育成を目的としたオーストラリアへの中学生派遣、都城産宮崎牛と地元産の野菜などを提供する「ふるさと給食」を実施し、食育と共に愛郷心の醸成に取り組んだところであります。
「子ども・子育て支援」では、未就学児の医療費自己負担額の無料化や、電子母子健康情報サービスの提供などに取り組んでまいりました。
「仕事と子育ての両立支援」では、放課後児童クラブを6カ所追加設置したほか、ファミリーサポートセンター利用料の一部助成を始めるなど、子育て世帯の更なる支援に取り組んでまいりました。
さらに、「本市の対外的なPRの更なる推進」では、ふるさと納税をはじめ、東京モノレール企画電車「都城号」の運行などに取り組んだところであります。
特にふるさと納税では、平成27・28年度寄附件数・寄附金額ともに2年連続で日本一となり、この取組みが、産業の循環と雇用の創出につながったと評価され、宮崎日日新聞賞「産業賞」を受賞し、さらにはマイナンバーカード交付率日本一とともに総務大臣表彰も受けたところであります。
本年は、まず、これまで整備を進めてきた図書館や子育て支援活動支援センターなどが入る中心市街地中核施設「MALLMALL(まるまる)」が4月にオープンする予定です。これに加え、昨年末に発表があった通り、商工会議所を中心とした民間企業がシティホテルを建設することが決定し、今後、こうした施設を拠点に、まちなかの賑わいを創出してまいりたいと考えています。
また、今年の秋には早水公園内のサブアリーナと武道場もオープンする予定であり、屋内体育施設を集約することで市民が利用しやすいスポーツ環境を整えてまいります。
そして、本年はこれまでの取組みにさらに磨きをかけ、「南九州の拠点都市=リーディングシティの確立」と「笑顔あふれるまち=スマイルシティ都城の実現」に向け、引き続き、“本気で挑戦"してまいりますので、市民の皆様のより一層のお力添えをお願い申し上げます。
最後に、今年1年が皆様にとりまして、幸多き素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のメッセージといたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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第62回市長のスマイルメッセージ (zipファイル/8.86メガバイト)