第105回市長のスマイルメッセージ(令和3年9月1日放送)

記事ID：39135 更新日：2021年9月1日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。

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令和3年9月1日(水曜日)

皆さん、おはようございます。

まず、新型コロナウイルスについてでありますが、全国で感染拡大が止まりません。先週までは、連日のように全国で過去最多の感染者確認が報告され、全国での1日の感染者確認数も2万人を超えており、また、直近は全国の重傷者数が連日過去最多を更新するなど、全国的に感染が急拡大しております。
こうした状況を踏まえ、8月27日、政府は、沖縄、東京などに発令されている緊急事態宣言を9月12日まで延長するとともに、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県を対象に追加し、合計21都道府県で緊急事態宣言が発令されています。
また、まん延防止等重点措置についても、9月12日まで延長されるとともに、高知、佐賀、長崎、宮崎の4県を対象に追加し、合計12県でまん延防止等重点措置が出されています。

本県においては、国のまん延防止等重点措置の適用を踏まえ、宮崎市、日向市、門川町を適用地域に指定するとともに、全県に出されている県独自の緊急事態宣言を9月12日まで延長し、現在に至っております。
そうした中、本市においても、民間スポーツ施設でのクラスター等が発生して感染の急拡大が起こり、人口10万人当たりの新規感染者数が一時、ステージ4のラインである25人を大きく上回る35.0人まで上昇しました。今後、本県・本市において、いつ感染爆発が起こってもおかしくない状況だと考えております。

市民の皆様、職員の皆さんにおかれては、まずは引き続き、県外との不要不急の往来自粛等にご協力をいただきますとともに、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密（密閉・密集・密接）回避」といった基本的な感染防止対策の徹底をよろしくお願い致します。

一方、ワクチン接種に関しては、8月31日までに接種対象となっている12歳以上の全ての市民の皆様に接種券を送付いたしました。ご尽力いただいている職員の皆さん、関係者の皆様に感謝申し上げます。今月中には12歳以上の希望する皆様の接種を開始できる予定としており、11月末までに希望する全ての市民の皆様へのワクチン接種を完了すべく取り組んでまいりますので、職員の皆さんの引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い致します。

さて、昨日の記者会見で発表しましたが、東京2020オリンピック競技大会において、野球競技の金メダル獲得に大きく貢献し、市民に感動と元気を与えてくれた、都城高校出身の山本由伸選手（オリックスバファローズ）に対し、「都城市市民栄誉賞」を贈呈することを決定致しました。
本市の市民栄誉賞は、市民、本市出身者や本市に縁故の深い者のうち、市民に明るい希望を与え、本市のイメージアップに寄与した者等に与えられるものであり、山本選手は正に市民栄誉賞に相応しい方であります。
私自身、山本選手には入団以来、春季キャンプ等で定期的にお会いしていますが、最初に会った時からその人柄は全く変わらず、素晴らしい人間力を持った、正に好青年であります。
山本選手には、プロ野球選手としても、一人の人間としても、さらに大きく成長され、さらにさらに活躍されることを心から願っております。

最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、フィロソフィの第2部第3章～燃える集団となる～の5番目にある「今できることは今やる」についてお話致します。お手元にあるフィロソフィ手帳の62～63ページにある解説には次のように書いています。
『私たちは、常にただ一つの仕事だけをしているわけではありません。複数の仕事に同時並行で取り組むことや、思わぬ仕事が舞い込んで、予定よりも多くの仕事を抱えることもあります。しかし、仕事の遅延で市民の生活に影響を与えてはいけません。
市役所の仕事は年度単位が基本ですが、年度始めはその年の計画を立て、軌道に乗せることに苦心します。また、年度終盤は、仕事の仕上げと次年度の準備であっという間に時間が過ぎていきます。　　
そのため、腰を据えて取り組めるのは、実質半年間だという心構えを持ち、「今できることは今やる」との精神で、前倒しで仕事を進めることが重要です。』

元来人間は、面倒くさいこと、やりたくないことはついつい先送りしてしまう傾向があります。しかし、先送りしたところで物事が改善することはあまりなく、特に、よろしくない物事は先送りしていいことなどほぼないのではないかと思います。
市長就任時に、職員の皆さんに申し上げた「仕事をする上での8つの心得」の中でも、「悪い情報は、早急に事実を報告せよ」～悪い知らせはワインと違う。寝かせておけば良くなるというものではない～という項目があります。よろしくない物事ほど抱え込まず、すぐに事実を報告し、できるだけ早く問題解決を図ることが重要です。

先ほどの解説に、『私たちは、常にただ一つの仕事だけをしているわけではありません。複数の仕事に同時並行で取り組むことや、思わぬ仕事が舞い込んで、予定よりも多くの仕事を抱えることもあります。しかし、仕事の遅延で市民の生活に影響を与えてはいけません。』とありましたが、今年度は特にこのことを肝に銘じておかなければなりません。
というのも、これからの年度後半においては、通常業務に加えて、コロナウイルス感染防止対策やコロナワクチン接種、台風等の災害対応、さらには10月までに予定されている衆議院議員選挙、来年1月予定の市議会議員選挙など業務が輻輳してまいります。ただ、解説にもあった通り、だからと言って市民サービスの低下を招くことがあってはなりません。職員の皆さんには引き続きご苦労をおかけしますが、職員一丸となって乗り切ってまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、9月に入り、明日から市議会9月定例会が開会いたします。提出する全ての議案を可決いただけるよう、しっかりと対応してまいりますので、職員の皆さんのご尽力をよろしくお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。