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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルスについてでありますが、昨日、全国各県に出されていた緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が一斉に解除され、本県においても、宮崎市へのまん延防止等重点措置が解除されるとともに、県独自の緊急事態宣言も解除され、宮崎市が感染警戒区域(オレンジ区域)、本市を含む宮崎市以外の市町村が感染確認圏域(イエロー圏域)となりました。
まずは、コロナ感染防止にご理解ご協力を頂いている市民の皆様に心から感謝申し上げます。国民の努力により、第5波は何とか落ち着いてきましたが、これから冬を迎えるにあたり、また第6波が襲来するとの話もございます。
したがいまして、市民の皆様、職員の皆さんには、引き続き、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密(密閉・密集・密接)回避」といった基本的な感染防止対策の徹底をよろしくお願い致します。
一方、今後もコロナウイルスが消滅することはなく、我々はコロナウイルスといかに付き合っていくか、すなわち、「ウィズ・コロナ」の観点が重要であります。
そして、ウィズ・コロナの重要なポイントとなるワクチン接種ですが、本市においては、9月30日現在、全人口に対する1回目接種率が67.3%、2回目接種率が59.2%となっており、順調にワクチン接種が進んでおります。これも、連日ご尽力いただいている医療関係者の皆様、職員の皆さんのおかげであり、改めてお礼申し上げます。今後、特に40代、30代以下の皆様への接種が進んでくると思いますが、11月末までに希望する全ての市民の皆様へのワクチン接種を完了すべく、引き続き取り組んでまいりますので、関係者の皆様のご理解ご協力をよろしくお願い致します。
さて、9月29日、自民党総裁選が行われ、岸田文雄氏が自民党総裁となり、今月4日に開会する臨時国会で第100代内閣総理大臣に指名される予定でありますが、その後、所信表明演説、代表質問等を経て、11月までには必ず衆議院議員選挙が行われることになります。
職員の皆さんには、通常業務やコロナウイルス感染防止対策やコロナワクチン接種等の業務に加え、今後、選挙事務ということで更なるご負担をおかけしますが、選挙事務も市役所の重要な事務であることから、適正公正な選挙執行にご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。本来であれば、「スピード感を持って決断し、行動する」についてお話しするところですが、今日は、敢えて以前に一度お話した項目を学びたいと思います。
と言いますのも、現在開会中の市議会9月定例会の一般質問において、ある議員から『ある地区に住む今年3月に退職した市役所職員OBが、市役所退職とともに自治公民館を脱退し、市役所職員OBが脱退するならと近隣の住民も一部も追随して自治公民館を脱退したという事態が発生したが、市としてどう考えるか』との質問をいただきました。
これに対し、私は、『それが事実であれば論外であり、強い憤りを感じるとともに大変残念である』旨の答弁を致しました。私は市長就任以来、地域と市民のために力を尽くす市役所職員が、地域のためにご尽力いただいている自治公民館に加入し、ともに活動することは当然のことであると、職員の皆さんにずっと話してまいりましたので、今回の一件は誠に残念で仕方ありません。
当然ながら、そうした趣旨は都城フィロソフィにもしっかりと記載されています。したがって、職員の皆さんお一人おひとりがフィロソフィ手帳を開いて、今一度読み返していただければと思いますが、今日は敢えて私が、フィロソフィ手帳の30~31ページと32~33ページにある「一人ひとりが都城市役所」と「地域を愛し、地域と共に生きる」の解説をそれぞれ読み上げますので、職員の皆さんお一人おひとり、それぞれに聞いて心に刻んで頂ければと思います。
「一人ひとりが都城市役所」
都城市役所の職員は、さまざまな場で市民と接しています。
仮に100人中99人が市民のことを考えて仕事をしていても、1人の職員が市民の信頼を裏切るようなことをしてしまうと、残りの99人の職員への信頼も傷つけてしまいます。たった1人の間違った行動が、99人がこれまで築いてきたもの全てを壊してしまうのです。
職員一人ひとりが都城市役所の主役であり、都城市役所の看板を背負っていることをしっかりと肝に銘じ、当事者意識を持ち、一期一会の精神で市民サービスに努めることで、市民に信頼される都城市役所となります。
「地域を愛し、地域と共に生きる」
まちづくりは、市役所のみで行うものではなく、市民や企業、NPOなどの多様な主体が連携して行う時代になっています。
そのため、市役所の仕事は地域、そして市民に支えられて成り立っていると言えます。地域や市民の活力が市の活力に直結するのです。
まずは、「地域を愛し、地域と共に生きる」を掲げる私たち職員が、「隗より始めよ」の精神で、地域の行事などに積極的に参加し、地域の底力を引き出していくことが重要です。
また、地域に参画し、地域を見ることや地域の声を聞くことで、都城の魅力を再認識するとともに、仕事のヒントを得ることもできます。さらには、人との絆を実感できることから、人生がより豊かなものとなります。
それでは、10月に入り年度後半がスタートしましたが、4月に入庁した新規採用職員の皆さんは正式採用となりました。おめでとうございます。この半年、社会人として公務員として、楽しみ悩みながら学んできたことと思います。
4月の入庁日の市長講話で話したとおり、皆さん方はあと半年、周りの上司・先輩達に何でも聞けるという新人特権を有しています。年度後半も大いに周りの上司・先輩に聞きまくって更なる成長を遂げ、半年後の来年4月には先輩として後輩にかっこいい背中を見せられるよう頑張ってください。大いに期待しています。
なお、周りの上司・先輩の皆さんは、今申し上げたように、私から1年生に新人特権を与えておりますので、これまで以上に優しく厳しく御指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。
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