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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルスについてでありますが、9月30日に全国各県に出されていた緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が解除されて以降、幸いなことに、全国での感染状況は落ち着いており、宮崎県でも42日連続で感染者の確認がない状況となっています。
これもひとえに、日頃からのコロナ感染拡大防止対策とワクチン接種にご理解ご協力を頂いている市民の皆様のおかげであり、心から御礼申し上げます。
現在の本市のワクチン接種状況ですが、12月1日現在、接種対象である12歳以上の1回目接種率が88.3%、2回目接種率が87.4%となっており、2回目までのワクチン接種は順調に進んだところであります。
これも、市民の皆様のご理解とご尽力いただいた医療関係者の皆様、職員の皆さんのおかげであり、心からお礼申し上げます。
今月からは、3回目の接種であるブースター接種が、医療関係者の皆様からスタートしますが、関係者の皆様と一致団結して頑張ってまいりましょう。引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い致します。
一方、海外では感染が急拡大しており、また、新たな変異株・オミクロン株が発見され、我が国でもオミクロン株の感染者が確認されるなど、新たな脅威にさらされており、またいつ何時、我が国で感染が再拡大し、第6波が襲来してくるか、全く予断を許さない状況であります。
我々は、少しずつ日常を取り戻しつつも、決して気を緩めることなく、一人ひとりが、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密(密閉・密集・密接)回避」といった基本的な感染防止対策を徹底していかなければなりません。市民の皆様の更なるご理解ご協力をよろしくお願い致します。
さて、11月12日、都城志布志道路の国直轄区間である都城IC〜乙房IC(仮称)間が、令和6年度に開通することが公表されました。まずは、国・宮崎県・鹿児島県、両県選出国会議員をはじめ、全ての関係者の皆様に心から御礼申し上げます。
私も市長就任以来この9年間、一貫して都城志布志道路の全線開通を目指して取り組んできておりますので、念願の「都城IC〜乙房IC(仮称)間の令和6年度開通」が公表され、今回の公表区間が整備されると、いよいよ都城ICから志布志ICまでが一気通貫で繋がることになり、本当に嬉しい気持ちでいっぱいであります。
私としては、残りの区間(志布志IC〜志布志港)の開通時期の早期公表と全線開通に向け、引き続き、官民一体となって全力で取り組んでいく所存でありますので、市民の皆様、関係者の皆様の更なるご理解ご協力をよろしくお願い致します。
また、11月25日、古川禎久法務大臣が本市役所を公式訪問され、「所在者不明土地の解消」と「再犯防止対策」について、意見交換させていただきましたが、大臣就任後初めての地元公務で本市を選んでいただいたことは大変光栄であり、心から感謝申し上げます。
そうしたなか、今回の法務大臣訪問は、訪問される約2週間前に法務省から突然連絡があり対応することになったわけですが、私が指示することもほぼなく、総合政策部を中心に多くの職員が自分たちで考え動いて素晴らしい準備を行い、その結果、当日は滞りなく大臣訪問が終了致しました。
5年前に当時の菅官房長官が本市役所に来られた時は、相当程度、私から色々と指示を出した記憶があったので、今回の職員の皆さんの対応ぶりを見て、5年前の経験を生かした大きな成長を感じ、私は心から感心し感動致しました。本当に素晴らしい仕事ぶりでした。ありがとうございました。職員の皆さんの更なる成長を楽しみにしています。
最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、フィロソフィの第2部第3章~燃える集団となる~の7番目にある「大局観を磨く」についてお話致します。お手元にあるフィロソフィ手帳の66~67ページにある解説には次のように書いています。
『大局観とは、物事の全体を広い視野で捉え、本質を把握する見方です。市役所の一つひとつの事業を切り取ると、必ずしも市民の全てが受益者とならない事業も存在します。そのため、事業の効果については、市全体を広い視野で捉え判断しなければなりません。
また、市民ニーズが高度化・多様化する中で、複数の分野にまたがって市民サービスが提供されるケースも増えています。そのため、多角的かつ長期的な視点を持って全体を見渡すことで、最良のサービスを提供する必要があります。
大局観は、一朝一夕に身に付くものではありません。アンテナを高く、ネットワークを張り巡らし、常に新しい情報に触れることによって日々磨かれていきます。』
今回の「大局観を磨く」も、私が仕事をする上で重要視しているものです。特に、この大局観は、管理職になればなるほど絶対的に必要な能力であると考えています。
仮に、管理職が若手職員と同じように、全体を眺めることなく目の前の仕事だけをこなしていたならば、おそらくその部や課は、全く仕事が回らない状況に陥るでしょう。すなわち、俗に言う『鳥の目と虫の目』です。管理職は、大局観である「鳥の眼」と細部も知っている「虫の眼」の両方を持ち合わせなければならないのです。
しかし、この『大局観』は、一朝一夕には身に付くものではなく、大局観、すなわち、全体を見ながら仕事をするという経験を積まない限り、身に付かないと私は考えていますし、それも若いうちに経験するほうが、より身に付きやすいと考えています。であるが故に、私は数年前、各部に総括担当を新設して職員を配置しているわけですが、たとえ総括担当でなくても、本人の日頃の意識次第で大局観は学べると思います。すべては本人の意識次第です。引き続き、一緒に学んでまいりましょう。
それでは、12月に入り、今年も残り1ヶ月となりました。いつも申し上げていますが、12月から来年3月の年度末までのこれから4ヶ月間は、12月議会、年末年始、年明けから来年度予算編成、3月議会の後に人事異動の内示等々、あっという間に時間が過ぎていきますので、本当に腰を据えて仕事に向き合えるのは、遅くとも今月がギリギリではないかと私は常々考えます。したがって、職員の皆さんにおかれては、先々の区切り、ゴールを見据えながら、まさにスピード感を持って、それぞれの仕事に取り組んでいただきたいと思います。
そして最後に、もう一点お願いがございます。ここ最近寒くなってまいりましたが、先日、ズボンのポケットに手を突っ込んで通勤している職員を見かけました。また、くわえタバコをして歩いている職員も見かけたところです。誠に残念であり、その姿を見て、私は本当に格好悪く見苦しい光景だなあとつくづく感じました。ましてや、市民の皆様は余計にそう感じるのだと確信いたします。
つまり、私が今回見かけた行為は、市役所職員として全く不適切な振る舞いだと思います。
以前も申し上げましたが、寒い時は手袋等をして防寒するなど適切に対応し、市役所職員としての身だしなみ・意識を整えていただき、市民の皆様が不快な思いをしないよう、挨拶・接遇等に努めていただきますようお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。
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