第109回市長のスマイルメッセージ(令和4年1月5日放送)

記事ID：42317 更新日：2022年1月5日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。

第109回市長のスマイルメッセージ

令和4年1月5日(水曜日)

皆さん、明けましておめでとうございます。コロナ禍で迎える2度目の新年でありますが、職員の皆さんにおかれては、御家族・御親戚・御友人等とともに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

さて、昨年も、新型コロナウイルス対策に忙殺された1年でありましたが、関係者の皆様、職員の皆さんの多大なるご尽力のおかげで、「新型コロナワクチン接種」をはじめとする感染防止対策や、「都城市プレミアム付スマイル商品券（第2弾）」などの経済対策にも迅速に取り組むことができました。まずは心から御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
また、多くの皆様のおかげで、年末年始にかけて、本県・本市においては、新規感染者の確認が1件のみと比較的落ち着いた状況が続いておりますが、一方、都市部では、オミクロン株を含めた新規感染者の確認が急激に増加してきており、本市でも、いつ何時、新規感染者が確認され、急激に増加していく状況になってもおかしくないと考えています。

そうした中、現在の本市のワクチン接種状況ですが、1月4日現在、接種対象である12歳以上の1回目接種率が89.0％、2回目接種率が88.2％となっており、県内9市で一番高い接種率と聞いております。
これも、市民の皆様のご理解とご尽力いただいた医療関係者の皆様、職員の皆さんのおかげであり、改めて心から御礼申し上げます。
いよいよ今月からは、3回目の接種であるブースター接種が、高齢者の皆様からスタートいたします。オミクロン株による感染拡大等の懸念もありますが、3回目の接種に効果があるとの治験もあるようですので、しっかりと対処してまいりましょう。
いずれにしても、我々一人ひとりが、少しずつ日常を取り戻しながらも、決して気を緩めることなく、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密（密閉・密集・密接）回避」といった基本的な感染防止対策を徹底していくしかありません。市民の皆様の引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い致します。

また、今月16日告示・23日投開票の日程で都城市議会議員選挙が実施される予定であります。職員の皆さんには、ワクチン接種等コロナ対応等に加えて選挙事務もお願いすることになりますが、選挙事務は、市役所の通常業務であると深くご理解頂き、選挙事務が適正公正に執行できるよう、ご尽力をよろしくお願いいたします。

さて、昨年の本市の取り組みについてでありますが、先ほど申し上げたように、当然ながら、ワクチン接種をはじめとする新型コロナウイルス対策を最優先に取り組んでまいりました。その上で、これまで「本市が持つ3つの宝」を輝かせる取り組みと併せて、さまざまな施策に取り組んでまいりました。

まず、3つの宝の一つである「農林畜産業の振興」では、食糧供給都市としての体制強化などに取り組み、昨年、農林水産省から公表された「令和元年市町村別農業産出額（推計）」で本市が産出額877億円で日本一となりました。
また、「地の利の拡大」を図る施策として、都城志布志道路の整備を推進してまいりましたが、官民挙げて国や県への要望活動などを積極的に行った結果、令和3年度には計画の8割が開通し、令和6年度には都城ICから志布志ICまでが一気通貫でつながり、計画の9割が開通する予定であります。
また、本市の対外的なＰＲツールとして強力に取り組んでいる「ふるさと納税」につきましては、令和2年度の寄附金額が約135億2,500万円となり、3度目の日本一となりました。なお、皆様から頂いたご寄附については、子ども医療費助成の拡充や全小中学校へのエアコン設置など、多くの事業に活用しております。
さらに、本市では、令和3年度からデジタル統括本部・デジタル統括課を新設し、デジタル化の恩恵を市民の皆様にお届けするべく、デジタル関連の「予算・組織・人材」すべてを大幅に拡充し、デジタル化の推進に取り組んでいます。中でも、デジタル社会のインフラとなるマイナンバーカードにつきましては、総務省が全自治体に推奨している「タブレット申請補助・出張申請」（通称：都城方式）を行うことにより、交付率が71.1％（令和3年12月1日現在）と全国的にも非常に高いレベルとなっております。
これに加え、令和9年に宮崎県で開催される国民スポーツ大会において、メイン会場となる「新宮崎県陸上競技場」につきましては、県と連携して着実に整備を進めております。

こうした状況でありますが、本年におきましても、まずは引き続き、ワクチン接種をはじめとする新型コロナウイルス対策にしっかりと取り組み、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るべく、最大限の努力をしてまいります。
その上で、これまで9年間推進してきた各種施策については、更なるスピード感を持って、積極的に前向きにチャレンジ・トライし、もう一段のレベルアップを図っていきたいと考えています。
特に、「デジタル化の推進」については、市役所はもちろん、本市全体のデジタル化を推進し、市民の皆様にデジタル化の恩恵をしっかりとお届けしていきたいと考えております。
そうしたことからも、本市では、全国の自治体に先んじて、引き続き、さまざまな分野で強力にデジタル化を推進してまいる所存でありますので、職員の皆さんのより一層の積極的な取り組みに大いに期待しております。

それでは最後に、本年こそは、新型コロナウイルスが収束して、日常生活と社会経済活動の正常化が図られることを心から念願するとともに、令和4年が、皆様にとりまして、幸多き素晴らしい1年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のメッセージといたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。