第110回市長のスマイルメッセージ(令和4年2月1日放送)

記事ID：43305 更新日：2022年2月1日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。

第110回市長のスマイルメッセージ

令和4年2月1日(火曜日)

皆さん、おはようございます。

まず、新型コロナウイルスについてでありますが、ご承知のように、本市及び都城・北諸県圏域においては、年が明けて1月5日、78日ぶりに新規感染者が確認されて以降、いわゆる「感染爆発」といっていい状況となり、1月13日に県独自の感染区分「感染急増圏域（赤圏域）」指定、1月16日に飲食店等に対する時短要請、その後、1月21日から2月13日までの期間、まん延防止等重点措置の重点措置区域に指定され、現在に至っております。
この間、1月20日には本圏域で過去最高の117人の新規感染者が確認され、1月25日には直近1週間の10万人当たり新規感染者数が302.5人となり、さらに一時期は、都道府県の数字に当てはめて沖縄、広島に次ぐ3番目の数字となっていました。まさに「感染爆発」状態です。

コロナ感染を拡大させているのは全て人間です。コロナウイルスは、基本的に人と人を介して感染が拡大しており、ウイルス自身が消滅しない限り、感染の収束は我々人間一人ひとりにかかっています。すなわち、我々一人ひとりが、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密（密閉・密集・密接）回避」といった基本的な感染防止対策を徹底するしかないのです。我々一人ひとりが、少しずつ我慢して乗り切るしかないのです。市民の皆様の引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い致します。
なお、3回目のワクチン接種が始まっておりますが、こちらにつきましても、市民の皆様のご理解ご協力をお願い致します。

そうした中、コロナ感染爆発の前ではありましたが、年明けに1年延期した令和2年度、そして今年度・令和3年度の成人式を挙行致しました。教育委員会では、コロナ禍での成人式で最大限の警戒と準備で臨んで頂きましたが、全ての会場で滞りなく終了したと承知しています。関係者の皆様のご尽力に心から感謝と労いの意を表します。ありがとうございました。令和4年度の成人式は、コロナ収束後の開催となることを願うばかりです。

さて、1月16日告示・23日投開票の日程で実施された都城市議会議員選挙につきましては、職員の皆さんのご尽力により、無事に適正公正に執行することができました。心から感謝申し上げます。
特に、今回の選挙では、当落の票差が1.567票差となり、選挙管理委員会としても、いつも以上に慎重な選挙執行になったと思います。ご苦労様でした。
今年は夏に参議院議員選挙、冬には宮崎県知事選挙が控えておりますが、職員の皆さんの引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い致します。

最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、フィロソフィの第2部第3章～燃える集団となる～の8番目にある「よく働き、よく遊ぶ」についてお話致します。お手元にあるフィロソフィ手帳の68～69ページにある解説には次のように書いています。
『仕事は、人生の多くの時間を費やすものです。仕事に一生懸命に取り組み充実感を得ることは、人生を豊かにします。仕事で得る生きがいや喜びは人生にとって欠かせないものですが、一方で、私たちは家族や地域に支えられて生きています。
私たちがライフステージに応じて、家族や地域のためにできることを意識し、仕事以外の場でも仕事と変わらぬ情熱を持つことができれば、人生の喜びは増していきます。
仕事以外の場でも視野を広げ、自分を高めるとともに、心身の健康を養うことも重要です。常に一生懸命に前向きな姿勢で、両者の調和を図ることで、人生の喜びは倍増します。』

今回の「よく働き、よく遊ぶ」は、私が市長就任時に職員の皆さんにお示しした「仕事をする上での8つの心得」の8項目目にあったものですが、そこには、『仕事も一生懸命。プライベートも一生懸命。仕事とプライベートのバランスを取って充実した生活を送る。』と記載しています。
当然ながら、よく働いた上でよく遊ぶということで、遊びが先ではありませんが、私は遊びの中にも仕事のヒントや重要な意味合いがあると思っています。
例えば、職場の懇親会。今はコロナ禍でなかなか開催できませんが、懇親会で同僚の人柄・考え方を知ることもあれば、職場とは違って腹を割って話すことができ、人間関係が深まるということもあるでしょう。フィロソフィの生みの親である京セラの稲盛和夫さんは、主催されていた盛和塾という勉強会の後は、必ず参加者とコンパと称して飲み会を開催し、車座になってひざ詰めで参加者と様々なことを議論して人間関係の構築をされていたそうです。
皆さんご承知のように、仕事をする上で重要な要素の一つは人間関係です。仕事上の悩みにおいて一番多いのは、おそらく仕事の中身よりも職場の人間関係ではないでしょうか。我々は決して一人では仕事はできません。あなたの頑張りは大前提ですが、組織において、あなたを引き上げてくれるのは、頑張っているあなたを見ている周りの人々です。当然、市長である私も感情を持った人間です。そういう意味でも、人間関係は極めて重要であり、その人間関係の潤滑油としての遊び的要素も、あながち捨てたものじゃないし、結構重要な意味があると思いますよ。引き続き、一緒に学んでまいりましょう。

それでは、2月に入り、まずはコロナが収まることを願いつつ、個人的には花粉症の季節が巡ってきて、少々憂鬱な感じもありますが、今月も、皆で明るく元気に前向きに頑張ってまいりましょう。以上で、今月のメッセージと致します。