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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルスについてでありますが、足元の状況としては、全国的にも、県全体及び本市におきましても、第6波からの下げ止まりから再び増加傾向となり、すでに第7波の入り口ではないかとの議論も出てきており、全く予断を許さない状況になっております。
こうした状況の中、政府は、3月21日までを期限とする「まん延防止等重点措置」を全国で解除し、また、宮崎県は、3月31日までの県独自の「感染拡大緊急警報」を4月24日まで延長するなど、国・県ともに、感染拡大防止と社会経済活動の両立の狭間で対応に苦慮している状況ではないかと感じています。
いずれにしても、現在の感染状況は大変厳しい状況が続いており、全く気を緩める状況ではありません。
市民の皆様、職員の皆さんには、少しずつ日常を取り戻しながらも、引き続き、「マスク着用」「手洗い・手指消毒」「3密(密閉・密集・密接)回避」といった基本的な感染防止対策を徹底していただくよう、よろしくお願いいたします。
一方、ワクチン接種につきましては、医師会をはじめ医療関係者の皆様のご協力をいただき、現在、3回目のワクチン接種を進めておりますが、すでに4回目のワクチン接種の話も出てきております。また、5歳から11歳の子供たちの接種や64歳以下の方々の接種も引き続き進めてまいりますが、希望される全ての方々の接種が早期にできるよう、引き続き尽力してまいりますので、市民の皆様、職員の皆さんの引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、4月1日から社会人としてスタートした新規採用職員の皆さん、入庁誠におめでとうございます。市民・職員を代表してお祝いを申し上げますとともに、心より歓迎いたします。
今は期待と不安でいっぱいだと思いますが、毎年申し上げているとおり、新人の皆さんは、この1年間は周りの上司・先輩に何でも聞いて教えてもらえる特権を有しています。したがって、大いに周りの方々に聞いて聞いて聞きまくり、一日も早く仕事を覚えていただきたいと思いますし、周りの上司・先輩の皆さんには、優しく厳しく教えていただければ幸いです。
そして、「明るく元気で素直で、当たり前のことを当たり前にきちんとできる=人間力溢れる職員」を目指して、常に目標・夢を高く掲げ、それに向かって精一杯努力し、社会の役に立つ素晴らしい人間になっていただきたいと思います。一緒に頑張ってまいりましょう。
また、4月1日付で人事異動が発令されました。今年度の人事異動においても、これまでと同様、「人事異動の第一義は市民のため」という考え方の下、しかるべき人材をしかるべき職に配置することを念頭に行いました。職員の皆さんには、いま一度、人事異動は市民のために行っていることを強く認識いただければ幸いであります。
そうした中、新年度を迎え、5人の新しい部長、12人の新しい課長が誕生し、さらには昇任・異動等により新たな職場・立場・メンバーになってのスタートであります。
また、市議会3月定例会で議会のご同意を頂き、岩崎透事業副市長の後任として、前総合政策部長の吉永利広氏にご就任いただきました。吉永副市長には、これまでの知識・経験を最大限に生かし、副市長として大いに力を発揮していただければ幸いであります。
私としては、児玉・吉永両副市長、児玉教育長としっかりとタッグを組み、そして、職員の皆さんと一致団結して、これまで以上に“本気で挑戦”してまいります。職員の皆さんにおかれましても、新年度にあたり、気持ち新たに積極的に仕事に取り組んでいただきたいと思います。チームみやこんじょ!一丸となって、引き続き頑張ってまいりましょう。
さて、私は市長就任以来、新年度スタートである4月のスマイルメッセージで「挨拶」の重要性について毎年申し上げておりますが、職員の皆さんにおかれては、仕事に取り組むに当たって、まずは「挨拶」をきちんと励行していただきたいと思います。
職員の皆さんのおかげで、有り難いことに市民の皆様から、「職員の皆さんが気持ち良く挨拶をしてくれるようになった」とか「接遇が素晴らしい」等々のお褒めの言葉を数多くいただきます。職員の皆さんの日頃の取り組みの賜物であり、心から感謝申し上げます。
さらには、先般、私のところに一通のお手紙が届きました。差出人は、以前、他県のある自治体の教育長をされておられた方で、現在は奥様の地元である都城にお住まいの方ですが、そのお手紙には次のように書かれておりました。
『これまで何度か、諸手続きのために都城市役所を訪れましたが、気持ちの良い挨拶と仕事ぶりが丁寧で、毎回行くたびに感心しております。市役所の応対は、外から来た者が一番分かるものです。早速、私が教育長としてお世話になっていた自治体の市長に連絡し、都城市役所の対応の素晴らしさをお伝えし、都城市役所をぜひ見習って欲しいと伝えました。』。
職員の皆さんの日頃の取り組みが、市民の皆さんにきちんと伝わり、こうした形でお知らせをいただけること、私にとってこれほど嬉しいことはなく、職員の皆さんを誇らしく思います。本当にありがとうございます。
こうした有り難いお手紙をいただいた時だからこそ、敢えて今日は原点に戻り、都城フィロソフィの第1部第2章~正しい考え方を持つ~の第1項目にある「あいさつがすべての基本」の解説を読み上げたいと思います。お手元にあるフィロソフィ手帳の8~9ページにある解説には次のように書かれています。
『あいさつが全ての基本です。あいさつは、社会生活を営む上で欠かせないものです。したがって、簡単なあいさつすらきちんとできない人が、難しい仕事をすることなどできません。
どんなときでも、相手より早く、自ら笑顔であいさつする姿勢を持ち続けることが重要です。
あいさつによって、する側もされる側も、気持ちよく一日を過ごすことができます。職場においても、あいさつをきっかけとした会話で、さまざまな情報や仕事のヒントを得ることができます。
あいさつは、より良い人間関係を築く第一歩です。職場環境を良くし、職員の資質をより一層高めるためにも、あいさつに心を込めることが大切です。』
いまの解説にもあったとおり、「挨拶」は社会生活を営む上での基本中の基本であります。私は「挨拶できない人は仕事もできない」と考えています。すなわち、挨拶すらできない人がどうやって難しい仕事をすることができるのか?ということです。
したがって、職員の皆さんには、市民の皆様に対する挨拶・接遇はもちろんですが、職員同士でも気持ちのいい挨拶・接遇を励行していただき、その際には、「あ」明るく、「い」いつも、「さ」先に、「つ」続けて、を心掛けていただきたいと思います。こうしたことの積み重ねが、市役所という職場環境をさらに良くし、また、職員一人ひとりの資質もさらに引き上げてくれると確信していますし、事実、職員の皆さんがそれを実現してくれていると思います。引き続き、挨拶・接遇の励行をどうぞ宜しくお願いいたします。
それでは、今年度も、新たな体制の下、職員の皆さんと一緒にあらゆることに“本気で挑戦”し、“市民の皆様の幸福と本市の更なる発展”のために全力で頑張ってまいりますので、職員の皆さんの引き続きのご尽力を心からお願い申し上げ、今月のメッセージと致します。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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