本文
市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、新型コロナウイルスについてでありますが、宮崎県全体、都城北諸県圏域でも少々落ち着いておりますが、それでも新規感染者数が前の週からほぼ変わらないなど、減少傾向が底を打った感もうかがえる状況となっております。
今後、第8波が来るのかどうかは分かりませんが、今のうちに、希望される全ての方々にできるだけ早くワクチン接種を進めていくことが肝要であります。
本市としましては、医師会をはじめとする医療関係者の皆様と緊密に連携し、希望される全ての方々が早期に接種できるよう、引き続き尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、これまでも何度もスマイルメッセージでお伝えしておりますが、いわゆる「サービス残業の撲滅」について申し上げます。
本市においては、これまでも時間外勤務の縮減に取り組んでおりますが、仕事上、どうしても時間外勤務をしなければならない場合もあると思います。そうした場合は、きちんと時間外勤務を申請していただき、くれぐれもサービス残業をしないようお願いいたします。
サービス残業は、以前に比べると相当程度少なくなっていると、さまざまな場面でお聞きしておりますが、例えば、職員の皆さんは時間外勤務を申請したいが、申請しづらい上司の態度、職場環境が未だに存在するとも聞きます。部課長等管理職の皆さんは、決してそうした態度や職場環境を作らないよう、きちんとした対応をよろしくお願い致します。
一方、時間外勤務を申請する職員の皆さんにおかれても、時間外勤務は基本的に例外であり、当然ながら、日中の就業時間の中で精一杯仕事をし、それでも仕事が終わらない場合に申請するものであると改めて認識いただく必要があります。就業時間中はろくに仕事もせず、夕方になって時間外勤務を申請して残業するようなことがあるとすれば言語道断であります。そうした場合は、管理職の皆さんは厳しく当該職員を指導していただき、それでも改善されない場合は職員課にご連絡ください。厳正に対処したいと思います。
いずれにしても、組織をあげて、時間外勤務の縮減とサービス残業の撲滅に取り組んでまいりますので、職員の皆さんの引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、「都城フィロソフィ・エピソード集」にある第1部第2章~正しい考え方を持つ~の第3項目である「明るく元気に、素直な心で前向きに」に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介いたします。エピソード集の8~9ページにある解説・エピソードには、次のように書いてあります。
【解説】
多くの先輩たちが、どんな逆境にあっても、どんなにつらくても、常に明るい気持ちで理想を掲げ、希望を持ち続けながら一生懸命に努力を重ねてきた結果が、今日の都城市を築いています。
私たちも、この都城市を次の世代に引き継いでいく役割を担っていますが、暗く後ろ向きの姿勢では、物事をうまく進めることはできません。
非常に単純なことですが、まずは自分の、そして都城市の未来に希望を抱く必要があります。
そして、明るく元気に、人の話に耳を傾ける素直な心を持ち、前向きに生きていくことが、素晴らしい未来を創るためには必要です。
【エピソード】
私は今、「明るく元気に、素直な心で前向きに」を意識しながら日々業務に取り組んでいます。
以前は、ちょっとした失敗をすると、そこから何をやってもうまくいかないような気がして、自信をなくし、後ろ向きな考えになることが度々ありました。そこで、このフィロソフィを意識して、気持ちが後ろ向きになってしまいそうな時は、元気なフリでもいいから、とりあえず「明るくやってみよう」と行動してみることにしました。すると、明るい気持ちで行動することで、自分が無意識のうちに縛られていたネガティブな思考を断ち切ることができ、「とりあえずこの状況から何か前向きに考えられることはないか、探してみよう」「悪いことばかりじゃないはず」と気持ちを切り替えられました。
いろいろと複雑に考えると、勝手に不安を膨らませて、一歩踏み出すことを躊躇してしまいがちです。少し不安を抱えている時でも、「考えすぎずに、できることからやってみよう!」と明るい気持ちで取り組むと、思っていたほど恐ろしくなく、想像以上に効率よく業務を進められることもあります。逆境にあっても、気持ちを切り替えて前向きに取り組むことで、それに伴って行動の結果も変わってくるのだと学びました。
今回の「明るく元気に、素直な心で前向きに」は、私が職員の皆さんに求める職員像です。私は「明るく元気で素直、前向き」な職員の皆さんと一緒に仕事をしたいと思っていますし、決して、「暗くて元気がなく、ひねくれていて後ろ向き」な人とは仕事などしたくありませんし、そんな人と仕事をしても決してうまくいくはずがありません。職員の皆さんも同じ意見なのではないでしょうか。
また、さきほどの解説の中にあった、「明るく元気に、人の話に耳を傾ける素直な心を持ち、前向きに生きていくことが、素晴らしい未来を創るためには必要です。」ということは、まさにその通りだと思います。
その中で、特に、「人の話に耳を傾ける素直な心」は大人になればなるほど重要になります。これに関連して、私が2013年6月にある雑誌に寄稿した文章の一節をご紹介して、私からの思いをお伝えします。
「“上司・先輩が何も教えてくれない”という言葉を耳にする。しかし、仕事は自分から積極的に学ばない限り、身につかないものだ。昔から「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という。若いうちは、そうした気持ちで仕事に取り組んでいくことが大切である。上司・先輩から叱られることもあるだろう。その時、上司・先輩からの指摘を素直に受け入れられるかが重要である。すなわち、「叱られているうちが“華”」なのである。就職して何年か経つと叱られなくなる。しかし、叱られなくなる理由には二つある。一つは、その人自身が認められた場合。もう一つは、その人自身が見放された場合。前者になるべく、大いに努力することが重要である。」
それでは、11月に入り、今年もあと2カ月となりました。いつも申し上げていますが、私は、今年度の仕事にゆっくり腰を据えて向き合うことができるのは、実は今月いっぱいぐらいだと思っていますし、それぐらいの気持ちとスピード感で、私自身いつも仕事をしています。
というのも、12月は市議会12月定例会と年末、1月は正月と各種行事が目白押し、2月は来年度予算編成や人事協議等、3月は市議会3月定例会と人事異動内示等々、慌ただしく時間が過ぎていき、バタバタと仕事が進んでいくからです。
したがって、職員の皆さんは、そうしたことも頭に入れつつ、仕事を後回しにせず、先に先に仕事を前に進めていただくようお願い申し上げ、今月のメッセージといたします。
次の圧縮ファイルをダウンロードして聴くことができます。ただし、圧縮ファイルを解凍して得られるMp3(エムピースリー)ファイルを聴くには、Windows Media Player(ウインドウズメディアプレーヤー)などのソフトウェアが必要です。