第120回市長のスマイルメッセージ(令和4年12月2日放送)

記事ID：51606 更新日：2022年12月2日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。

第120回市長のスマイルメッセージ

令和4年12月2日(金曜日)

皆さん、おはようございます。
さて、今日は寝不足の方も多いのではないかと思います。
サッカーＷ杯のスペイン戦を観られていた方々が多くいらっしゃるのではないかと思います。日本おめでとうございます。私は残り15分程しか観ておりませんが、それでも感動をいただきました。しっかりと日本を応援して、元気をいただければ嬉しいなと思っております。
ただし、寝不足で仕事ができないということは許されないので、そこは肝に銘じて、今日一日仕事をしていただければと思います。

まずは、新型コロナウイルスについてでありますが、新規感染者数が、全国、宮崎県全体、都城北諸県圏域いずれも増加傾向に転じ、その勢いは徐々に増してきている状況であり、すでに第8波に入っているとも言われています。
これから年末年始を迎え、行動制限のない中での大きな人の動きが予想され、年明け以降の新規感染者の増加が懸念されますが、我々としては、一人ひとりが感染防止対策を徹底するとともに、希望される全ての方々にできるだけ早くワクチン接種を進めていくことが何よりも重要であります。
本市としましては、医師会をはじめとする医療関係者の皆様と緊密に連携してワクチン接種を進めてまいりますので、市民の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

今年もあと1ヶ月を切りましたが、11月29日から市議会12月定例会が開会しております。我々から提出しているすべての議案について可決いただけるよう、しっかりと説明を尽くし、ご理解いただけるよう取り組んでまいります。職員の皆さんのご尽力をよろしくお願いいたします。
また、12月8日告示・12月25日投開票の日程で宮崎県知事選挙が実施される予定であります。
職員の皆さんには、通常業務に加えて、宮崎県知事選挙の事務をお願いすることになりますが、選挙事務は市役所の通常業務との認識の下、公正適正に選挙が遂行できるよう、適切に対応していただきますよう、よろしくお願いいたします。
さて、11月19日、3年ぶりに「まちなかイルミネーション2022」の点灯式を開催いたしました。雨が降り、寒い中ではありましたが、本当に多くの皆様にお越しいただき、心から感謝申し上げます。
ありがたいことに、今や、都城の冬の風物詩となった「まちなかイルミネーション」。平成30年度に中心市街地中核施設「Mallmall」がオープンし、それ以来、Mallmallを中心にイルミネーションを拡大してきましたが、今年4月の民間複合施設「TERRASTA」のオープンに伴い、今年はついに100万球となりました。
今後とも、さまざまな取り組みを行い、まちなかの活性化を進めてまいりましょう。

最後に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、「都城フィロソフィ・エピソード集」にある第1部第2章～正しい考え方を持つ～の第4項目である「感謝の気持ちを忘れず、謙虚に生きる」に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介いたします。エピソード集の10～11ページにある解説・エピソードには、次のように書いてあります。

【解説】

私たちが今日あること、そして存分に働けることは、市民はもちろん、職場の仲間や家族など、周りの多くの人たちの支えのおかげです。決して自分だけでここまで来ることができたわけではありません。
このことを忘れず、常に周りの人への感謝の気持ちや思いやりを持ち、互いに信じ合える仲間となって仕事を進めることが大切です。
また、初心を忘れることなく、人の話に耳を傾け、学び続ける謙虚な姿勢を持ち続けなければなりません。
おごることなく、謙虚な姿勢を持ち続けることは、周りの人からの信頼を得ることにもつながります。

【エピソード】

仕事や私用が重なり大変忙しい日々が続き、自分自身、何をやっても手詰まりの状態で、なかなか先に進む事ができない時期がありました。そんな私を心配してくれた同僚や家族から、「あの仕事済ませておきました」「何か手伝いすることない？」「たまには家族で外食でもどう？」などなど、暖かい声掛けや手助けをしてもらいました。私が当惑している様子を見ていてのことだったと思いますが、周囲のみんなに支えられて、気を落とすことなく忙しい時期を乗り越えることができました。
仕事でも家庭でも、何事も自分ひとりで行っているのではなく、日頃から周りの人たちに支えられ、見守られているということに気付きました。今後も、今まで以上に感謝の心と謙虚な気持ちを持ち続けていこうと思います。

今回の「感謝の気持ちを忘れず、謙虚に生きる」も、人が社会で生きていく上で、とても大切なことであります。当然ながら、人は一人では生きていくことなどできません。すなわち、我々は、周りの多くの人々と関わりを持ち、協力しながら生きているのです。
その際、周りの人々に感謝の念を持ちながら、自らを厳しく律し、謙虚に生きていくことが重要だと思います。

では、「謙虚さ」とは何か。あくまでも、私の個人的な考えですが、『「謙虚さ」とは、その人の持っている「人間力」と、その人に与えられている「社会的な役割・地位」のバランスで決まるのではないか』と考えています。
例えば、ある人が、分不相応に会社の社長になってしまった場合、すなわち、その人の持っている人間力が、社長の地位・役割に全く程遠いものであった場合、人間というものは往々にして、社長として足りていない人間力を埋めようとして、背伸びをして自分の存在を周りに大きく見せたり、また、虚勢を張って威張り倒したり等々、見ていて見苦しい行動に走ってしまいがちです。
一方、社長に相応しいしかるべき人間力を有した人が社長になった場合、その人は、すでに社長としての人間力を有しているので、背伸びをしたり、虚勢を張ったりする必要は全くなく、その人が自分らしく仕事をするだけで社長としての役割を十分に果たすことができるのだと、私は考えています。
つまり、「謙虚さ」とは、個々の人間が有している「人間力」の大きさに比例するのではないかと思うのです。人間力を高め、磨いていくため、今後とも、皆で都城フィロソフィを学んでまいりましょう。

それでは、12月に入り、これからどんどん寒くなってまいります。冒頭申し上げましたとおり、コロナの状況が大変気掛かりでありますが、感染防止対策を徹底しながら、皆で元気に年末年始を迎えましょう。
以上で、今月のメッセージと致します。