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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、ご承知のとおり、8月1日、本市職員が宮崎県迷惑行為防止条例違反により逮捕されました。被害に遭われた方、市民の皆様並びに関係機関の皆様に多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
本市職員が逮捕されたことは極めて遺憾であり、当該職員につきましては、事実関係を確認した上で厳正に対処いたします。
今後、改めて綱紀粛正を徹底していくとともに、市民の皆様の信頼回復に職員一丸となって取り組んでまいります。職員の皆さんには、今一度「都城フィロソフィ」を読み直していただき、特に第2部第1章“一人ひとりが都城市役所”を再度意識して仕事に取り組んでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
さて、毎日猛烈に暑い日々が続いており、夏本番となっています。
そうした中、まず、7月8日~9日、31回目を迎えた「おかげ祭り」が盛大に開催されました。梅雨の晴れ間で何とか天候にも恵まれ、3万人ものお客様がお越しになられ、今年も素晴らしいまつりとなりました。私も昨年に続き、神輿を担がせていただきましたが、祭りは見るのも良いですが、参加するのはさらに良いですね。
8月3日には、毎年恒例の盆地まつりも開催され、こちらも素晴らしい天候の下、大変多くのお客様が足を運んでいただき、都城の夏を大いに盛り上げていただきました。
さらには、各地域でも六月灯が開催され、本格的にコロナ渦前の都城の夏が戻ってきた感じがしております。
それぞれのお祭りで関わっていただいた関係者の皆様、ご参加いただいた職員の皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また、「都城一斉清掃・環境美化の日」においても、お住いの各地域で清掃活動に参加いただき、誠にありがとうございました。私も7月28日、若葉地区の清掃活動に参加しましたが、早朝から多くの地域の皆様が参加いただき、ありがたい限りであります。職員の皆さんも、今後とも各地域での清掃活動や各種活動に積極的に参加いただければ幸いです。
7月7日、福岡のPayPayドームで行われたソフトバンク対楽天の試合は、みやざきスペシャルデイズの「都城スペシャルデー」として開催させていただきました。
今回は、MRTで土曜日のお昼に放送されている「つづくさんのどようだよ」の撮影も入っていたので、7月20日の放送をご覧になった皆さんは、映像を通して「都城スペシャルデー」の雰囲気を感じていただけたのではと思いますが、大変な盛り上がりで最高のPRができたと思っています。
また、8月2日には、東京ドームで行われた巨人対ヤクルト戦を「キャンプ地都城デー」として開催させていただくなど、東京・福岡エリアで都城の対外的PRを強力に進めてまいりました。
人口が多く、都城への移住者の割合も大きい東京・福岡エリアの多くのお客様に都城を知っていただく絶好の機会となったと思いますし、こうした取り組みが、本市の進めている様々な政策の大きな力となっていると確信しています。今後とも、本市の対外的PRをしっかりと進めてまいりましょう。
さて、8月2日、総務省から「令和5年度ふるさと納税に関する現況調査結果の概要」が公表され、本市は、令和4年度に続き、2年連続でふるさと納税寄付受入額日本一となりました。
まずは、本市のふるさと納税にご寄付をいただいた全国の皆様、本市のふるさと納税に関わっていただいている事業者の皆様、関係者の皆様や担当職員の皆さんをはじめとする全ての皆様に対し、心からお礼と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
本市のふるさと納税は、"対外的PRツール"として、平成26年10月に大幅リニューアルして以来、全国の皆様に大変ご支持をいただき、平成27年度、28年度、令和2年度、令和4年度に寄付受入額日本一となっていますが、今回の日本一で「ここ9年で5度目の日本一」となりました。
本市としましては、今後とも、ふるさと納税を"対外的PRツール"として積極的に推進するとともに、いただいたご寄付を様々な政策に有効に活用し、「市民の幸福と本市の発展」のために、これまで以上に尽力してまいります。職員の皆さんの引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
次に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、「都城フィロソフィ・エピソード集」にある第2部第3章~燃える集団となる~の最初の項目である「高い目標を持つ」に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介いたします。エピソード集の42~43ページにある解説・エピソードには、次のように書いてあります。
【解説】
都城市役所は、都城フィロソフィを策定し、さらなる人財育成による組織活性化で、「市民の幸福と市の発展の実現」に取り組んでいます。その中で、「本気で挑戦!日本一の市役所!」との高い目標を立てました。
高い目標を持つ人は大きな成功を得られ、低い目標しか持たない人はそれなりの結果しか得られません。自ら高い目標を設定しパーフェクトを目指そうとすると、そこに情熱と力を注ぐことが可能になり、それが成功の鍵となるからです。
壮大な夢や高い目標を描いてこそ、想像もつかないような偉大なことを成し遂げられます。
【エピソード】
職員研修で講師をした際、研修の最後に「うさぎとかめ」の話をしました。内容は、何故うさぎが負け、何故かめが勝ったのかということを受講生に問うものでした。ほとんどの受講生は、うさぎは怠けたから、かめはこつこつがんばったからといった答えでした。
もちろんその答えも正しいものですが、私の回答は、うさぎは自分より劣るかめを目標にし、かめははるかに遠い山の頂上を目標にしたからというものでした。誰かと比べるのではなく、自分自身の掲げた目標達成のため、ひたむきにこつこつと努力したことで、壮大な目標であっても、かめが勝利を手にしたというものです。このように、目標設定の仕方で、結果が大きく違ってくることを伝えたかったのです。
私自身も、目標設定する時、できるだけ達成可能なものに逃げてしまうことがあります。そのような時、自分が口にした「うさぎとかめ」の話を思い浮かべ、自ら高い目標を設定し、こつこつと努力することに気持ちを奮い立たせるよう心掛けています。
ご承知のように、現在、パリオリンピックが開催中であり、その後、パリパラリンピックも開催されます。
今回の「高い目標を持つ」ですが、私はこの項目を話す時に、いつもオリンピック選手のことを事例として話していますが、パリオリンピック開催中でもあり、今回もオリンピアンの話をしたいと思います。
当然ながら、世界中のオリンピアン達は、自らに高い目標を掲げ、全員が“金メダル”を目指して最大限の努力をし、オリンピック本番でその力を出し切っているはずです。ですから、全てのオリンピアンが金メダリストでも良いのでしょうが、現実には、当然ながら金メダリスト、銀メダリスト、銅メダリストがいて、4位以下の選手がいるわけです。これが厳しい現実です。
ここで、もし最初から銅メダルを目指している選手がいたとして、その選手が金メダルを取ることができるでしょうか。おそらく答えはノーでしょう。金メダルを目指して銀メダル、銅メダルを取ることはあっても、銅メダルを目指して銅メダルを取ることはないでしょう。
すなわち、「上を目指して現状維持はあっても、現状維持を目指して現状維持はなく、おそらく現状よりも下がってしまう」ということです。
元来、人間は弱い生き物です。したがって、人間は楽な方に楽な方に流れがちですが、そうした己に打ち勝ち、高い目標を掲げてそれに向かって努力を積み重ねた人だけが、大きな成功を得ることができるのだろうと私は思います。そういう意味からも、我々職員一人ひとりが、それぞれに高い目標を掲げて最大限の努力を積み重ねていけば、必ずや「日本一の市役所!」となり、「市民の幸福と市の発展」を実現できるに違いありません。引き続き、皆で学んでまいりましょう。
それでは、8月となり夏真っただ中であります。コロナも流行っており、また、熱中症にもなりやすいこの時期、くれぐれも体調に気をつけられ、ご家族ご友人等との楽しい時間も過ごしながら、暑い暑い夏を乗り切っていただければ幸いです。以上で、今月のメッセージといたします。
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