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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、大変ありがたいニュースが入ってまいりました。現在整備中の都城志布志道路についてですが、国が整備を進めている「都城IC~乙房IC」間が来年2月15日に開通し、鹿児島県が整備を進めている「志布志IC~志布志港」が来年3月23日に開通することが公表され、都城志布志道路は、今年度中に全線開通することが決定いたしました。
平成6年に事業化されて30年が経過した都城志布志道路が、いよいよ全線開通するということで、これまで多くの皆様・関係者の皆様に関わっていただきました。全ての皆様に対し、心からお礼と感謝を申し上げます。
私個人としても、12年前の最初の市長選挙の時から、都城志布志道路の早期全線開通をマニフェストに掲げて、この12年間、継続して要望活動を続けてきたので、感慨無量であります。
この都城志布志道路は、「防災・経済・医療の道」として、この圏域に多大なる効果をもたらすと考えており、今後、そうしたことも踏まえながら、本市のまちづくりをさらに進めていきたいと考えておりますので、職員のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、先般行われた都城市長選挙におきまして、市民の皆様のご信任をいただいて4期目の当選をさせていただき、11月22日から4期目の任期がスタートいたしました。
改めて、市民の皆様に心から感謝申し上げますとともに、3期連続の無投票当選ということで、さらにさらに重い負託をいただいたと考えており、引き続き、しっかりと職責を果たしてまいります。
この12年間、私は一貫して「自治体経営」という考え方に基づき、「都城市民の幸福と都城市の発展」、その一点のために、あらゆることに“本気で挑戦”し、全身全霊で市政に取り組んでまいりました。この間の職員の皆さんのご理解ご協力に対し、改めて心から御礼申し上げます。
私としましては、4期目におきましても、これまでと変わらず「自治体経営」の考え方の下、「都城市民の幸福と都城市の発展」のために、あらゆることに、これまで以上にスピード感を持って“本気で挑戦”し、結果・成果を市民の皆様にお届けしたいと考えておりますので、職員の皆さんのさらなるご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、4期目の政策についてですが、まずは、市長就任当初から取り組んでいる“3つの宝((1)農林畜産業の振興、(2)地の利の拡大、(3)人間力あふれる子どもたちの育成)をより一層輝かす!”ための各施策を、さらに前に進めていきます。
特に、地の利の拡大では、今年度中の都城志布志道路の全線開通を成し遂げるとともに、甲斐元通線などの基幹道路の整備や都城末吉道路などの新規事業化、牛ノ峠バイパスの事業再開による地域力無限大の実現を図り、工業団地の整備などによる企業立地のさらなる推進と雇用創出を図ってまいります。
また、新たな3つの柱であるデジタル・スポーツ・対外的PRもこれまで以上に積極的に取り組んでいきます。
特に、スポーツについては、年度内にほぼ完成する宮崎県陸上競技場や都城運動公園、さらには早水公園体育館などを活用したプロスポーツキャンプやアマチュアスポーツ合宿をさらに推し進め、スポーツによる地域活性化を図ってまいります。
デジタル化の推進は、これまで以上に積極的に進め、“デジタル化の恩恵”を市民の皆様にしっかりとお届けしてまいります。
対外的PRについても、ふるさと納税はもちろんのこと、道の駅都城NiQLLやスノーピーク都城キャンプフィールドなどを活用して積極的に取り組み、都城全体の活性化にしっかりと繋げてまいります。
そして、4期目の最大の政策課題は、何といっても「人口減少対策」であります。令和5年度から取り組みを強化している人口減少対策ですが、3つの完全無料化や移住応援給付金などの各施策が、多くの皆様のニーズにマッチし、本市の令和5年度末の人口は、13年ぶりに“人口減少から人口増加”に転じたところであります。大変ありがたく心から感謝申し上げます。
一方で、この流れを巡航速度に持っていき、本市の人口が身の丈に合った形で適切かつ安定的に増加していく状況に持っていくことが、これからの最大のミッションであり、特に今年度・来年度の取り組みが極めて重要であると考えています。しっかりと対応してまいります。
特に、世界情勢や我が国の国政が不安定化してきている現在においては、これまで以上に我々基礎自治体自身が、中長期的な視点かつ自らの発想で、町づくりを進めていくことが極めて重要であると考えています。
そうした中、私が人口減少対策に取り組んでいるのは、短期的な視点というより中長期的な視点からの取り組みであります。
すなわち、仮に10年後・20年後の都城の人口が、今と同じ人口を維持している、もしくは、少しずつでも人口が増加している状況となっていた場合、10年後・20年後の都城は、全国で限りなく少ないであろう人口維持・増加の自治体の一つとなり、このこと自体が大きな力となって、今以上に元気で輝いている都城になっていると思いますし、そうした元気な都城をつくり、皆さんの子どもたちやお孫さんたちにしっかりと引き継ぎたい、その思いだけであります。
職員の皆さんには、ぜひとも“将来の都城のために”、“将来世代のために”という、この思いを共有していただき、一緒に力を尽くしていただければ幸いであります。
私は「チャレンジなくして成功・成長なし」と強く思っています。職員の皆さんのこれまでのチャレンジのおかげで、本市の取り組みは、他の自治体に比べて5年・10年先を進んでいるのではないかと感じています。この良い流れをさらに前に進めるべく、今後とも、私が先頭に立って“本気で挑戦”してまいりますので、職員の皆さんも、何事にも本気で挑戦していただき、是非とも、一緒に「より良いふるさと・都城」をつくってまいりましょう。
最後に改めて、4期目も職員の皆さんの絶大なるご理解とご協力を心からお願い申し上げ、今月のメッセージといたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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