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市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。
皆さん、おはようございます。
まず、2月15日、都城志布志道路の「都城IC~乙房IC」間が開通いたしました。当日の開通式には多くの皆様がご参加いただき、また、2月9日に開催したウォーキング大会にも、3,000人を超える多くの皆様にご参加いただき、有り難い限りでありました。
これまで、多くの関係者の皆様のご尽力により、今回の開通を迎えることができました。改めて心から感謝申し上げます。
都城志布志道路は、平成6年に事業がスタートし、今年度で30年となりますが、私も市長就任以来、最重要課題の1つとして取り組んできましたので、感慨無量であります。
なお、開通式の前日である2月14日、国土交通省からの歴代土木部長、都城志布志道路に関わっていただいた歴代担当者などにお集まりいただき、関係者の皆様への慰労と、多大なるご尽力をいただいた児玉前副市長への感謝の会を開催いたしました。
個人的には、児玉前副市長と一緒に、開通した都城志布志道路を走りたかったですが、おそらく、児玉前副市長も喜んでくれていることと思います。
なお、当日の開通式には、児玉前副市長の奥様・お嬢様にもご出席いただき、開通を見届けていただきましたし、また、前市長の長峯参議院議員、事業スタート時の岩橋元市長のご親族にもご出席いただき、改めて、心から感謝申し上げます。
そして、3月23日には、都城志布志道路の「志布志IC~志布志港」が開通する予定であり、これをもっていよいよ全線開通となります。私としましては、最後の最後まで、引き続き、関係者の皆様と連携して尽力してまいります。
さて、2月20日、市議会3月定例会が開会し、令和7年度当初予算案をはじめとする各種議案を市議会に提出いたしました。
まずは、令和7年度当初予算の策定にあたり、職員の皆さんには多大なるお力添えをいただき、誠にありがとうございました。
提出したすべての議案を可決していただくべく、皆で力を尽くしてまいりましょう。
今回、議会に提出した令和7年度当初予算案では、まずは当面の課題への対応として、引き続き、急激な経済変動の影響を受けている家計を支援するための各施策を行ってまいります。
その上で、10年後・20年後の本市の更なる発展の大きな力となる「人口戦略」に、引き続き積極的に取り組むとともに、デジタル化の推進、スポーツによる地域活性化、対外的PRの推進を図るための各施策に予算配分を行い、さらには、これまで進めてきている様々な施策、すなわち、本市が持つ3つの宝をより一層輝かせるための各施策をはじめ、中心市街地の活性化、地域の活性化や市民サービスのさらなる向上などの重要施策にも取り組んでまいります。
その一方で、行財政改革の推進による財政健全化も着実に進めており、まさに、本市の新たなステージを創造していくための各施策への予算の重点配分と、財政健全化との両立が図られた予算、「スマイルシティ都城・新たなステージ創造予算」として編成したところであります。
今回の令和7年度当初予算案は、「将来の都城市民」のため、そして、皆さんのお子さんやお孫さんが生きていく「将来の都城市」のために、極めて重要な予算となっておりますので、職員の皆さんには、引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
なお、毎年申し上げておりますが、令和7年度当初予算案の具体的な施策の内容などにつきましては、財政課作成の「令和7年度当初予算のポイント」などの各種資料に分かりやすく纏めておりますので、全職員が必ずこの資料をご覧いただき、本市の予算に対する基本的な考え方・政策の方向性とご自身のお仕事との関連性などを認識いただいた上で、目の前のご自身の仕事に取り組んでいただきますよう、改めてお願いいたします。
次に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、『都城フィロソフィ・エピソード集』にある第2部第3章~燃える集団となる~の6番目にある「スピード感を持って決断し、行動する」に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介いたします。エピソード集の52~53ページにある解説・エピソードには、次のように書いてあります。
【解説】
仕事を進める上で、スピード感は最も重要な要素の一つです。
特に、私たちは市民の安心・安全を確保する仕事をしているため、スピード感を持って決断し、行動することを意識しなければなりません。
決断や行動が遅れると、絶好の機会を逸してしまい、十分な成果が得られない可能性もあります。機を逃さずに当初から迅速に行動し十分な成果を上げるためには、常に仕事の進捗や周りの状況に目を配りながら、真剣に仕事に取り組むことが重要です。
このことが、周りの人を巻き込み、組織全体のスピードアップにもつながっていきます。
【エピソード】
昨年から新型コロナウイルス感染症が蔓延し、地元事業者の売上減のダメージは非常に大きいものでした。そのような中で、「巣篭もり消費の動き」や「消費動向の変動」をいち早く感知し、流通に乗らない地場産品をアソートした「復袋」のオンライン販売を実施しました。多方面への調整は本当に大変でしたが、関係者の協力をいただき、迅速に対応することができました。その結果、先行して実施する予定だった他県の取り組みを追い抜き、通常の月の10倍以上の売上と、地元事業者のコロナ対策や都城市の対外的PRにつながりました。
「スピード感」、つまり機を逃さずに決断や行動を迅速に行うことで、絶好の機会を逃さず成果につなげられるということを改めて実感できました。さらに、地元事業者からも喜びと感謝の声を聞くことができ、大きな達成感も得ることができました。
今回の「スピード感を持って決断し、行動する」についてですが、この「スピード感」は、私が仕事をする上でとても重要な要素であり、私自身、常に「スピード感」を意識して仕事をしています。
つまり、職員の皆さんに“仕事のスピード”を求めるからには、私自身が職員の誰よりもスピード感を持って仕事を進めていくことが重要であると思っていますし、常にそうしているつもりです。
また、どんな仕事でもスピード感は大事ですが、特に、“ネガティブな話”“マイナスな話”“都合の悪い話”などの時ほど、なおさらスピード感を持って対処することが大事です。
先月のメッセージでも申し上げましたが、12年前の市長就任時に、職員の皆さんに申し上げた「仕事をする上での8つの心得」の「悪い情報は、早急に事実を報告せよ~悪い知らせはワインと違う。寝かせておけば良くなるというものではない~」ということです。引き続き、皆で一緒に学んでまいりましょう。
それでは最後に、今月末で退職または役職定年を迎えられる職員の皆様に対し、一言ご挨拶を申し上げます。
退職または役職定年を迎えられる皆様におかれましては、これまで長きに亘り、まさに「市民の幸福と本市の発展」のために力を尽くしていただき、本当にありがとうございました。市民・職員を代表して、心から感謝申し上げます。
皆さんご承知の通り、昨年度から定年延長がスタートし、退職を迎えられる方、役職定年後に引き続き職場で仕事を続けられる方など、それぞれで4月からのお立場は違いますが、人生の大きな節目である3月末まで残り1か月弱となりました。
退職または役職定年を迎えられる職員の皆様におかれましては、最後まで「市民のため」「本市発展のため」に、精一杯力を注いでいただければ幸いであります。そして、退職後は、まずは何よりも「健康第一」でお過ごしいただき、次のステージでも、ますますご活躍されることを心から祈念しております。
最後に、改めて、退職または役職定年を迎えられる職員の皆様、そしてご家族の皆様の、今後ますますのご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、私からのお礼と感謝の言葉といたします。長い間、本当にありがとうございました。そして、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
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