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第153回市長のスマイルメッセージ(令和7年10月3日放送)

記事ID:79774 更新日:2025年10月3日更新

市長が毎月初めに行う職員向けの庁内メッセージを掲載します。

第153回市長のスマイルメッセージ

令和7年10月3日(金曜日)

​まず、市民の皆様にお詫びを申し上げます。
9月8日、本市職員が職場の懇親会費を窃盗したことにより逮捕され、また、9月29日、本市職員が職場への不法侵入により逮捕されるという事案が続けて発生いたしました。
市民の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたこと、心からおわび申し上げます。
こうした事案が、短期間のうちに発生したことは極めて遺憾であり、当該職員につきましては、事実関係を確認した上で厳正に対処してまいります。
ここで、今回の事象に関連する「都城フィロソフィ」の第2部第1章の1番目にある「一人ひとりが都城市役所」の項目を読み上げたいと思います。
「都城市役所の職員は、さまざまな場で市民と接しています。
仮に100人中99人が市民のことを考えて仕事をしていても、1人の職員が市民の信頼を裏切るようなことをしてしまうと、残りの99人の職員への信頼も傷つけてしまいます。たった1人の間違った行動が、99人がこれまで築いてきたもの全てを壊してしまうのです。
職員一人ひとりが都城市役所の主役であり、都城市役所の看板を背負っていることをしっかりと肝に銘じ、当事者意識を持ち、一期一会の精神で市民サービスに努めることで、市民に信頼される都城市役所となります。」
今後、改めて綱紀粛正を徹底するとともに、市民の皆様の信頼回復に努めてまいりますので、職員の皆さんのご尽力のほどよろしくお願いいたします。

さて、10月に入り、早いもので今年も残り3カ月、本年度も後半がスタートいたしました。今年4月に入庁された新規採用職員の皆さんは、10月1日から晴れて正式採用となりました。誠におめでとうございます。
この半年、社会人として、または公務員として新たにスタートし、担当する仕事を覚え、前向きに仕事に取り組んできたことと思います。今後とも、今の気持ちを忘れず、前向きかつ謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいただければ幸いです。
なお、10月1日の講話の際にも申し上げたとおり、新規採用職員の皆さんはあと半年、周りの上司・先輩達に何でも聞けるという「新人特権」を持っています。大いに周りの上司・先輩に教えを乞うて、さらに成長していただきたいと思います。そして、半年後に入庁してくる後輩たちに、今度は先輩としてかっこいい背中を見せられるよう頑張ってください。大いに期待しています。

また、本日は市議会9月定例会の最終日です。提案申し上げた全ての議案を可決いただけるよう、最後までしっかりと対応してまいりましょう。よろしくお願いいたします。

次に、「都城フィロソフィ」についてお話いたします。今月は、「都城フィロソフィ・エピソード集」にある第2部第4章~結果にこだわる~の最後の項目であり、都城フィロソフィ全体の最後の項目、30項目目である「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介いたします。エピソード集の62~63ページにある解説・エピソードには、次のように書いてあります。

【解説】
自治体の仕事は、数値で評価されるものばかりではありません。そのため、仕事に結果を求めない風土もあります。
しかし、都城市においては、「自治体も経営する時代」との考えに基づき、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を有効に活用し、市民の幸福と市の発展を実現しようとしています。
そのため、全ての施策に目標を設定し、その目標を達成するためのコンセプトを明確にし、コンセプトに沿った適切な戦略を練って、施策を推進しています。
このことにより、成功が得られ、より良い都城市が創られていきます。

【エピソード】
新型コロナウイルス感染症の影響で、さまざまなイベントを行うことができない状況となりました。私の業務には、毎年約5千人を集客するイベントを通した啓発活動がありましたが、今回はイベントの実施を中止する判断をしました。しかし、啓発活動は継続性が重要であると考えています。イベント以外の効果的な啓発活動を検討した結果、分かりやすい展示物での啓発を行うことにしました。
初めての企画でしたが、これまでの経験を活かし市内外企業への説明や依頼、展示場所の確保を行いました。展示物で長期間の啓発を行うことにより、市内外の多くの方に啓発を行うことができました。また、初めてオンラインを活用した企画内容にも挑戦し、幅広い世代への周知を行うことができたと感じています。
予想外の出来事が起こり、予定していたことが実施できない中、状況に合わせたコンセプトを立て実行する、という経験をすることができました。また、今までの方法に捕らわれず、違う目線・新たな発想で業務を行うことで、新たな成果を出せると学びました。

今回の「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」についてですが、都城フィロソフィの最終項目であり、第4章のタイトル「結果にこだわる」に直結する最重要項目であります。職員の皆さんには、私がいつも講話で話していることですが、今回も敢えて同じことをお話ししたいと思います。

民間企業は、結果が出ないと最悪倒産してしまいます。一方、我々行政の場合、結果が出なくてもおそらくつぶれません。だからといって、行政が結果を出さなくてもいいということには当然なりません。公務員が、結果が出なくてもつぶれないことにあぐらをかいていてはいけないのです。
行政の場合、結果が出ないことによる損失は、担当者でも市役所でもなく、全ての損失は市民が被ることになるのです。我々は、この点をしっかり肝に銘じなければなりません。仮に、我々が手を抜いて生まれた損失は、自分でも職場でもなく市民が被ることになるのです。
だからこそ、我々行政も民間同様、いや民間以上に「結果」にこだわらなければならないのです。

では、どうすれば結果を出しやすくなるか。それは今回の項目にあるように、「コンセプト」と「戦略」をいかにしっかりと練るかということです。何のコンセプト・戦略もなく、ただ漠然と仕事をしていても結果など出るわけがありません。
私の場合、特に大型プロジェクトの場合、一人でコンセプト・戦略を練ることに1~2年、担当に話を下ろしてからさらに1~2年という感じなので、実際に事業が動き出すまでに水面下のコンセプト・戦略作りに3~4年はかかっている場合が多いと思います。
その際は、先月の項目にあった「楽観的な構想⇒悲観的な計画」が極めて重要です。計画を立てるときには、必ずやり遂げるという強い意志を持った上で、起こり得る全ての問題を悲観的に想定し、対応策を慎重に考え尽くして成功までの行程を固めていくのです。そうすれば、少なくともある程度の結果は出ると、私の経験からは言えます。

いずれにしても、とても重要なことは、我々一人ひとりが、行政における結果を出すことの意味をきちんと理解し、その上で、高い意識を持って目の前の仕事に従事することであります。そうすれば、自ずと「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」ことになると思います。今後とも、「市民の幸福と市の更なる発展」のために、一緒に学んでまいりましょう。

それでは、10月に入り、これから年末にかけてさまざまなイベントがめじろ押しで忙しい日々が続きますが、皆で頑張ってまいりましょう。以上で、今月のメッセージといたします。

市長のスマイルメッセージの音声

次の圧縮ファイルをダウンロードして聴くことができます。ただし、圧縮ファイルを解凍して得られるMP3(エムピースリー)ファイルを聴くには、Windows Media Player(ウインドウズメディアプレーヤー)などのソフトウェアが必要です。

第153回市長のスマイルメッセージ [その他のファイル/4.73MB]


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