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聴こえにくいと思ったら早めに相談しましょう~加齢性難聴について

記事ID:64729 更新日:2024年12月4日更新

加齢性難聴とは

加齢性難聴とは、加齢とともに聴力(耳の聴こえ)が低下していくことです。75歳以上の7割の方が加齢性難聴に該当していると言われています。

加齢性難聴を放っておくと、周りの会話にうまく参加できなかったり、コミュニーケションをとることが難しくなったりして、認知症やうつの原因となることがあります。

また、外出先で危険な目に遭う可能性や災害時の警報に気づかない可能性もあります。

難聴がないかセルフチェックしよう

下記の質問票で自分の聴こえの状態をチェックすることができます。

この質問票は世界的に使用されている難聴高齢者のハンディキャップスクリーニング検査(Hearing Handicap Inventory for Elderly-Screening : HHIE-S)の簡易版です。

質問に「はい(4点)」「時々(2点)」「いいえ(0点)」で答え、合計点を計算してみましょう。

難聴障害度質問票

合計点が10点以上の方は軽度から中等度の難聴の可能性があり、合計点が24点以上の方は重度の難聴の可能性があります。どちらも場合も耳が聴こえにくいことで日常生活に支障が生じる可能性がありますので、下記の相談先を確認ください。

難聴を予防するために​

加齢性難聴は、老化現象の一種なので、誰にでも起こり得ることです。
しかし、進行を遅らせる、加齢以外の原因を避けるという意味での予防は可能です。

詳しくは下記のホームページを確認ください。

一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のホームページ<外部リンク>

耳にやさしい生活を心がける

  • 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
  • 騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
  • 騒音下で仕事をしている人は耳栓をする
  • 静かな場所で耳を休ませる時間をつくる

老化を遅らせるための生活習慣の見直し

  • 生活習慣病の管理
  • 栄養バランスがとれた食事
  • 適度な運動
  • 規則正しい睡眠
  • 禁煙

早期発見・早期治療

  • 耳鼻科(耳鼻咽喉科)を受診して聴力の検査
  • 早期に補聴器で聴こえをサポート

相談先

かかりつけ耳鼻咽喉科

かかりつけの耳鼻咽喉科がある場合は、主治医に相談しましょう。

  • 耳の疾患などの加齢以外が理由の場合は、治療することで聴こえがよくなる場合があります。
  • 加齢による難聴が理由の場合は、聴力検査で補聴器が必要かどうかを診断してもらえます。

また、症状がなくても早期発見・早期治療のために定期的に受診しましょう。

補聴器相談医

補聴器相談医とは、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が規定する講習カリキュラムのすべてを履修した耳鼻咽喉科専門医です。

耳の状態を診察し、難聴の種類や補聴器が必要かどうか診断します。また、補聴器が適正に選択調整されているか判断し、適切な補聴器の使い方の指導も行います。

詳しくは一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「認定補聴器相談医名簿」<外部リンク>を確認ください。

認定補聴器技能者

認定補聴器技能者とは、公益財団法人テクノエイド協会が、補聴器の安全で効果的な使用のために必要な知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。一人ひとりの状態に合わせて、補聴器を選定して調整を行います。

詳しくは公益財団法人テクノエイド協会ホームページ<外部リンク>にある「補聴器関係」のページを確認ください。

 

 

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