明治の中ごろ、大阪または四国から来たという六部どんに三味線と踊りを教わった若松家が、地区の人に手ほどきをしたのが始まりと伝えられています。
男女で異なった装束を身にまとった踊り手が、ゆっくりと調子をとりながら進み、手を右から左に振ったり体を前後に揺らしたりするなど、曲に合わせて優雅に踊ります。男踊りは女踊りより大ぶりで、歯切れよく歌舞伎踊りを連想させます。演目は男踊りも女踊りも一緒ですが、入端のときの曲太鼓が大変珍しい踊りです。
※参考:都城の民俗芸能(昭和56年3月31日発行)
伝承地
下長飯町