本文
桑原奴踊り(くわばるやっこおどり)
桑原地区のよかおごじょ(娘さん)が中心に踊ります。装束は、右角立ちの白ハチマキで、浴衣を着て角帯をします。足は黒の脚絆(きゃはん)に白足袋でわら草履をはき、背に水色や赤、黄色のたすきを掛け、黒い手甲を着け、顔に化粧を施し、鼻にはおしろいで濃く「鼻筋」を引きます。
「おどいしゃんなら品良くしやれ、品の良い子を嫁にとる」の歌詞のとおり、踊りが上手なのもよかおごじょの条件の一つであり、踊の披露の場は、嫁選びの場であったと伝えられています。
※参考:山之口町の文化財(平成14年3月発行)
伝承地
山之口町富吉地区
奉納される時期
山之口弥五郎どん祭り(11月3日)など
継承する団体
桑原奴踊り保存会