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排水管の点検や洗浄の勧誘に注意ください!
全国の消費生活センター等に、排水管や排水桝等の洗浄サービスに関する相談が寄せられています。こうした排水管等の洗浄サービスに関する相談は、2015年度から2018年度にかけては1,700件前後を推移していましたが、2019年度には2,000件を超え増加しました。相談事例をみると、「突然訪問してきた事業者から『排水管を無料で点検する』と言われ了承したところ、『このままでは大変なことになる』と排水管の洗浄をすすめられ契約してしまった」「料金3,000円と書かれたチラシを見て排水管の洗浄を依頼したところ、数万円の費用を請求された」等、事業者の突然の訪問やチラシをきっかけとしたトラブルがみられます。
相談事例
事業者の突然の訪問をきっかけとしたトラブル
自宅に突然事業者が訪問し「排水管の無料点検を行っている」と勧誘された。無料であるなら、と軽い気持ちで点検を依頼した。事業者が排水管を点検したところ、「詰まっている。当社ならば高圧洗浄を1万3,000円で行っているがいかがか」とすすめられ、その場の雰囲気でよく考えないまま契約してしまった。事業者は「明日高圧洗浄に来る」と言い、名刺だけを置いて帰っていった。しかし、契約書もなく信用できる事業者なのか心配になってきた。
3,000円など低価格を強調したチラシをきっかけとしたトラブル
「通常3~5万円の高圧洗浄が3,000円」と記載されたチラシが投函されていた。以前、下水管が詰まったことがあったので、今月電話で事業者を呼んだ。事業者はマンホールを開けると「詰まりに対応する作業が必要で、1メートル当たり6,000円で、8メートルの作業になる」と言った。また、木の根の除去作業も必要と説明され、料金は2,000円になると言われた。合計5万円は高いと感じたが、了承して作業をしてもらった。事業者が改めて訪問し費用を支払うことになっているが、やはり高額で納得できない。
注意してください!
- 「無料で点検する」などと勧誘してくる事業者に安易に応じないようにしましょう
- チラシに表示されている料金の条件や内容は慎重に確認しましょう
- 事業者の説明をうのみにせず、必要がない契約はきっぱり断りましょう
- トラブルになったときにはすぐに消費生活センターなどに相談しましょう
詳しくは国民生活センター発信情報<外部リンク>を確認ください。