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春日神社ベブどん(かすがじんじゃべぶどん)
旧正月19日、春日神社に奉納される「田楽系」の神事芸能です。
「木製の牛」を主人公に、田打ち・代かき・種まきをまねて、ユーモラスに演じ、豊穣を祈ります。
江戸時代の地誌「三国名勝図会」や「庄内地理志」には「打植祭」とも呼ばれていたと記されています。
『牛どん「春田打(はるたうち)」』は、その年の田の稔りの成熟を願い、耕作から収穫までの所作をし、実際も障りなく豊年であるようにと祈る都城でただ一つだけ残る、農耕神事です。古くから伝わる貴重な民俗行事とされています。
※参考:都城の民俗芸能(昭和56年3月31日発行)、都城市の文化財(平成26年7月22日発行)
伝承地
高木町