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正近棒踊り(まさちかぼうおどり)
島津藩主が藩内の士気高揚のため、農民に対して武道を教えようとこの正近棒踊りが始まったと伝えられています。
地区のにせ(青年)が踊り手となって心身を鍛え、神々の威光を受けようと一心不乱に踊ったと伝えられています。
踊りは棒と棒を打ち合わせ、棒と小太刀を激しく打ち合わせることによって、悪気邪霊・悪魔・疫病を退散させるといわれており、地区の総鎮守的野正八幡宮(まとのしょうはちまんぐう)の例大祭に奉納しています。
※参考:山之口町の文化財(平成14年3月発行)
伝承地
山之口町富吉地区
奉納される時期
山之口弥五郎どん祭り(11月3日)など
継承する団体
正近棒踊り保存会