棒踊は、藩主が士気を鼓舞するために、他藩から剣術や槍術の士を招いて農民にも武道を教えたときに始まったと伝えられていて、後には、悪魔をはらい五穀豊穣を祈願するために、氏神や地区の行事に奉納されてきました。
大王棒踊は、手に長さ180センチの六尺と呼ぶ棒と、三尺と呼ぶ長さ90センチの小太刀を執る棒使い組と、高さ2メートルの垂穂をかたどった神の依代(よりしろ)である削り掛(けずりかけ)と、これを率いる太刀を腰にした鎧武者1名で構成されます。
※参考:都城の民俗芸能(昭和56年3月31日発行)
伝承地
大王町