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【国民生活センター】草刈作業中の事故に注意を!
刈払機は、一般消費者にも広く普及していますが、使用方法に注意しないと、思わぬ事故を起こすことがあります。
医療機関ネットワークに寄せられた情報によると、作業者本人がけがをした事例のほか、周囲にいる人にけがを負わせてしまった事例もみられました。
そこで、草刈作業の際、皆さまに注意いただきたいポイントをお伝えします。
国民生活センター関連ホームページ<外部リンク>に、刈払機特有の事故の再現動画が掲載されておりますので、そちらも確認ください。
事故事例
- 刈払機に挟まった草をエンジンは切らずに取ろうとしたところ、刃が動いて左指趾を切ってしまった。
- 同僚の草刈り作業が終わったと勘違いして同僚に近づき刈払機にて受傷した。
- 自宅の裏山で刈払機を使用していた。斜面でバランスを崩し誤って刈払機が右大腿部に当たった。
注意いただきたいポイント
- 刈払機を使用する前に必ず取扱説明書を確認して使用方法や注意点を理解し、機器の点検を行って正しく使用しましょう。
- 事故を防ぐために、刈払作業に必要な服装を整えてから作業を行いましょう。
- 刈払作業中は滑りにくい作業靴を使用するとともに、ほかの作業場所に移動するときには、周囲の安全を確認し、刈刃が回転しない状態にしてから移動しましょう。
- 刈払作業中の作業者には近づかないようにしましょう。刈払作業者に近づく必要がある場合には、視界に入るよう前方から近づくか、刈刃が届かない範囲から笛などで大きな音を立てて接近を知らせましょう。
- キックバックを避けるために往復刈りや大振りを避け、障害物が多い場所ではナイロンコードカッターを使用しましょう。
- 刈刃に草などが絡まって回転が停止した場合には、必ず刈刃が回転しない状態にしてから除去しましょう。
- 人や物の近くで刈払作業せざるを得ない場合には、飛散防止ネットを使用するなど、十分な飛散防止対策を行いましょう。また、刈払作業者は15m以内に人が近づいた際には、人が離れるまで刈払作業を中断しましょう。