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令和5年度都城市戦没者・空襲犠牲者合同追悼式について報告します
毎年本市では、空襲を受けた8月6日に「都城市戦没者・空襲犠牲者合同追悼式」を開催しています。遺族や小学生が参列し、式典では市内の小学生による千羽鶴の献納や平和へのメッセージ披露、平和祈念作品制作が行われます。令和5年度は、富吉小学校の皆さんが学校一丸となって命の大切さや平和について学び、準備を進めてきました。
今年度の式典は、台風6号の影響を考慮し残念ながら中止となりましたが、富吉小学校による平和学習の成果を記録として残し、当日参列を予定していた遺族の皆さんに映像としてご覧いただくとともに、次年度以降の参加校への参考とするため、別日にて成果発表会を開催しました。
都城市戦没者・空襲犠牲者合同追悼式とは
戦没者・殉職者及び空襲犠牲者(戦災死没者)の御霊を追悼し、世界の恒久平和を祈念するため、都城市が空襲を受けた8月6日に合同追悼式を開催するものです。
富吉小学校の平和学習成果発表会について
1.平和へのメッセージ
1・2年生は「命」について、3・4年生は「福祉」について、5・6年生は「戦争」について各学年で学習し、それぞれの学びを全校で共有しました。そこからさらに学習を進めた成果を「富吉からの祈り 明日のために 平和のために」と題し、平和へのメッセージとして発表しました。
※発表内容について詳しくは、富吉小学校発表原稿 [PDFファイル/144KB] をご覧ください
また、福祉に関する学びの中で習得した「手話」を交えながら、合唱曲「地球星歌」を披露しました。
2.千羽鶴の献納
平和学習を進める中で、戦時中に広島で被爆した佐々木貞子さんが、平和を祈りながら鶴を折り続けて亡くなったエピソードを知った富吉小学校の皆さん。貞子さんの思いを受け継ぎ、全校児童46人が心を一つにして千羽鶴を折りました。
児玉教育長が千羽鶴を代表児童より受け取り、その後福祉課にて都島公園(旧陸軍墓地)へ奉納しました。
3.平和祈念作品制作
合唱曲「地球星歌」をイメージして貼り絵にしたり、歌詞の中で最も伝えたい箇所を文字に表したりするなど、心を込めて作品を制作しました。
また、平和や命への思いを、絵や文字に表して灯ろうを作りました。
※本作品は、8月14日(月曜日)~8月22日(火曜日)まで市役所1階市民サロンに展示したのち、山之口総合支所でも展示する予定です