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令和5年7月13日 小松原中学校における使途不明金に関する学校・市の対応について
小松原中学校において、合計7つの通帳の紛失と使途不明金が判明し、その後、保護者の口座から不正な引き落しがあることが判明した事案について、新たに判明した情報や学校の対応、賠償金の支払手続きなどを保護者に対して説明いたしました。
また、今回の事案は、学校の管理下で発生した事案であることから、市が設置した学校の校長の過失により損害を与えた保護者等に対して国家賠償法に基づき賠償を行うこととし、6月議会で補正予算が成立しました。
これまでの経緯と学校・市の対応については次のとおりです。
経緯
- 1月27日(金曜日):学校長と教頭が「学校分収林基金運営委員会」名義の通帳の紛失に気付く
- 1月30日(月曜日):教頭が金融機関へ問い合わせ、通帳から現金が引き出されていることを確認
- 1月30日(月曜日):他の通帳、帳簿などを確認した結果、6つの通帳の紛失および使途不明金判明
- 2月10日(金曜日):保護者説明会・記者発表・臨時校長会の開催
- 2月27日(月曜日):PTA雇用職員吉川歩准理容疑者逮捕(有印私文書偽造、同行使、詐欺)
- 3月20日(月曜日):PTA雇用職員吉川歩准理容疑者逮捕(電子計算機使用詐欺)
- 4月10日(月曜日):2回目逮捕容疑(電子計算機使用詐欺)で起訴
- 5月22日(月曜日):第1回公判(電子計算機使用詐欺)で、被告人が起訴事実を認める
- 6月1日(木曜日):PTA雇用職員吉川歩准理容疑者逮捕(有印私文書偽造、同行使、詐欺)
- 6月21日(水曜日):1回目・3回目逮捕容疑(有印私文書偽造、同行使、詐欺)で追起訴
- 6月29日(火曜日):保護者等に対する損害賠償金について補正予算成立
- 7月12日(水曜日):損害賠償金の支払手続き等に関する保護者説明会
※現時点で警察が捜査中であり、事件の全容は明らかになっていない
学校の対応
(1) これまでに学校が把握した使途不明金は約1,800万円
(2) 適正な会計処理に向けて
- 準公金マニュアルに即した実施
- M-NETの適正な管理
- 原則、校納金は口座振替
- 年2回の会計監査
- 全職員が共通認識を持つ
(3) 全容解明及び個別損害への返済について
- 全容解明に向けて
- 個別損害への対応
- 今後の対応
教育委員会の今後の対応(支払手続き)
- 7月12日(水曜日):保護者説明会において損害賠償金の支払手続きを説明。保護者に必要書類(請求書、和解書)を配布し、返信用封筒にて教育総務課へ返信を依頼。
- 7月21日(金曜日):提出分から随時返金の手続きを実施。