本文
令和6年8月8日 市内小学校におけるUSBメモリ紛失に関する対応について
教職員の服務規律については、常日頃から指導を徹底しているにもかかわらず、本市の小学校において、児童の個人情報を保存したUSBメモリを紛失するという事案が判明しました。
このような事案は、学校保護者及び市民に対する学校教育への信頼を根底から失うことにつながり、決して起こしてはならないことであります。
このような事態になり、関係者の皆様へ御迷惑と御心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
児童の個人情報を保存したUSBメモリの概要
紛失したUSBメモリは私物のものであり、色は半透明の黒、ロック機能はかかっておりませんでした。また、保存されているデータにも暗号化やパスワードはかけられていませんでした。
USBメモリには、大きく分類すると6種類のデータが保存されていました。
- 当該教員が、今年度担任している当該学級の通知表所見(1学期)と、昨年度担任した当該学級の通知表所見(1~3学期分)
※ 通知表所見には、当該児童一人一人の良さやがんばりを賞賛することばが書かれていた。 - 当該教員が今年度担任している当該学年の学級名簿(氏名と性別のみ)と、昨年度担任した当該学級の学級名簿(氏名と性別のみ)
- 当該教員が担任した今年度と昨年度の学級通信(主に行事のお知らせ等)、通信用の写真
- 授業で使うワークシート
- 当該教員が書いた通信大学の課題論文
- 今月の給食当番表(氏名のみ)
教育長のコメント
今回の事案により、関係児童及び保護者の方々をはじめ市民に対する学校教育への信頼を損ねる結果となりましたことは、誠に遺憾なことであります。
このような事態になり、関係者へ御迷惑と御心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後は、二度とこのようなことが起こらぬよう、学校の管理職による指導を徹底し、再発防止に努めてまいります。
教育委員会による今後の対応
1.学校への注意喚起
- 発生事案の情報を全学校で共有し、適正な事務取扱について注意を喚起します。
2.再発防止のための個人情報取扱の徹底
- 個人情報等の管理・保護を徹底します。
- 私物の記録媒体(USBメモリ等)は、学校においては使用不可であることを全職員に周知徹底します。
- 個人情報を含む文書は、共有の保管場所で管理します。
- 個人情報を校外に持ち出さないことを徹底します。ただし、業務上の理由により校外へ持ち出すことを校長が認めた場合はこの限りではありません。
- 個人情報が記録された文書及び記録媒体の保管は、都城市情報セキュリティポリシーに基づき厳重に行うことを徹底します。