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霧島山をキーワードに広域的に連携し、さまざまな取り組みを行う「環霧島会議」を紹介します
環霧島会議は、霧島山を中心に広がる鹿児島・宮崎両県の5市2町が、県境を越えた地域活性化を目指すため、平成19年11月9日に発足しました。
「霧島山」をキーワードに市・町境や県境を越えて連携し、さまざまな取り組みを進めることで、広域的な相互連携を図っています。
設立の趣旨
日本最初の国立公園である霧島屋久国立公園の「霧島山」をふるさとの山と捉える自治体が、それぞれの行政区域を越えて連携し、環境や観光、防災などに係わるさまざまな施策・事業について、お互いに知恵を出し合い、協働することにより、地域活性化を図るものです。
「環霧島会議」宣言
私たちの自治体は、国立公園として日本で最初に指定された、自然、歴史、景観を持ち、温泉等の豊かな資源を育む「霧島山」を仰ぎ見る地に位置しています。天孫降臨の舞台とも言われる「霧島山」には、悠久の歴史を伝える神話や伝説と豊かな大自然が今も数多く残り、四季折々の美しい風景は私たちの心に深い感銘を与えてくれます。
「霧島山」をふるさとの山と捉える私たちは、豊かで美しい自然を、人との共生の中で、より豊かなものとして未来へ伝えていかなければなりません。
私たちは、「環霧島会議」を設立して、「霧島山」をキーワードに、市・町境や県境を越えて連携し、環境、観光、防災等に関わる様々な施策・事業について、お互いに知恵を出し合い、共通する課題や目的に向かって協働することにより、地域活性化を図っていくことをここに宣言します。
平成19年11月9日
構成市町
霧島山を取り巻く鹿児島・宮崎両県の5市2町
鹿児島県側
霧島市、曽於市、湧水町
宮崎県側
都城市、小林市、えびの市、高原町
組織
環霧島会議
構成市町の首長および議会議長で組織(会長:霧島市長、副会長:都城市長)
運営委員会
構成市町の企画担当課長で組織
専門部会
次の部会ごとに構成市町の主管課長などで組織
- 環境専門部会
- 観光専門部会
- 防災専門部会
- 教育専門部会
- 広報専門部会
- 農林専門部会
事務局
霧島市企画部地域政策課
設立日
平成19年11月9日
活動状況
環霧島会議の開催
年2回(5月、10月)開催、会場は構成市町持ち回り(鹿児島県と宮崎県を交互に)
会議の内容については、次のページを参照ください。
運営委員会における取り組み
環霧島会議全般に関する連絡調整
各専門部会における協議事項
環境専門部会
- 広域的なカーボン・オフ・セットの取組
- 光化学オキシダント(光化学スモッグ)対策の県境を越えた連携
- 霧島山系の生態系とシカ問題の研究
- デポジット制度の早期導入に向けた環霧島会議宣言
- 自然環境の保全
- 不法投棄防止看板の作製
- 「環霧島の希少動物植物データブック」の作成
観光専門部会
- 観光マップの作成
- JR肥薩線100周年とJR吉都線を活用した観光
- 修学旅行の誘致
- JR沿線駅の活性化
- 新燃岳火山活動に対する広域観光施策
- 新幹線全線開業に向けた取り組み
- 合同観光宣伝事業
- 環霧島スタンプラリー事業
- 写真コンテスト及びPR事業
- 環霧島周遊列車おもてなしツアー
- エージェント等の招聘事業
防災専門部会
- 環霧島会議による霧島火山防災訓練を実施するための体制の整備
- 環霧島会議防災相互応援協定の締結
- 霧島火山共通防災マップの作成
- 環霧島山岳遭難対策連絡会議の設置
- 環霧島会議における防災訓練の体制整備(デジタルMCA無線の導入)
- 新燃岳及び硫黄山噴火への対応
- 官民協働危機管理クラウドシステムの検討
- 県道103号について
- 霧島山における避難壕等設置の検討
- 火山防災協議会(設置)について
- 硫黄山噴火警報に係る備忘録の作成
教育専門部会
- 副読本「ふるさとの山霧島山」の作成
- 「Webで学ぼう霧島山」の掲載(霧島市メディアセンターホームページ)
- 新燃岳噴火に伴う各種施設の安全対策
- 各小中学校における避難訓練等
- 郷土の偉人に学ぶ教育
- 学校応援団推進事業(地域と学校の連携推進等)
- スクールカウンセラー及びソーシャルワーカーの活用
- 通学路の安全対策
- 霧島山の現地研修会(フィールドワーク)実施
- スポーツイベント
広報専門部会
- 広報誌への共通ページ掲載
- 共通ロゴマーク
- ホームページ
- 情報発信の取組
- 環霧島探訪
- 環霧島イベントカレンダー
- PR動画の集約
農林専門部会
- 霧島山系におけるシカ対策
- ヤマビル対策
- ジビエについて
今後の取り組み
令和2年5月に都城市において開催予定の第27回「環霧島会議」に向け、運営委員会及び各専門部会で協議を行います。