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長周期地震動等に対応した防災気象情報を強化します
気象庁から、長周期地震動等に対応した防災気象情報の強化について、令和5年2月1日より運用開始することが報道(気象庁報道発表内容<外部リンク>)されました。
長周期地震動<外部リンク>とは、大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことです。長周期地震動により、高層ビル(31m以上)は大きく揺れ、また地震が発生した場所から数百km離れたところでも大きく長く揺れることがあります。
気象庁の防災気象情報の強化内容(運用開始:令和5年2月1日)
緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級を追加<外部リンク>
緊急地震速報の発表基準
発表条件:震度5弱以上を予想した場合+(または)長周期地震動階級3以上を予想した場合
対象地域:震度4以上を予想した地域+(または)長周期地震動階級3以上を予想した地域
長周期地震動階級<外部リンク>
震度で表せない長周期地震動による揺れに対する指標のことです。
階級3~4の揺れでは、家具の転倒・移動により大きな被害が発生する恐れがあります。
長周期地震動に関する観測情報の発表を迅速化<外部リンク>
令和5年2月1日からオンラインによる「長周期地震動に関する観測情報」を配信し、現在、地震発生から20~30分程度で提供しているものを、今後は10分程度に迅速化して提供する予定です。
従来よりも高解像度化・高精度化した推計震度分布図の提供を開始<外部リンク>
使用する地盤情報を1kmメッシュから250mメッシュに変更して高解像度化、緊急地震速報の震度予測技術を用いることにより、停電等で震度データが入手できない観測点があった場合も高い精度の推計震度分布図を作成・提供できます。