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高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施で高齢者の健康づくり施策を推進します

記事ID:34204 更新日:2022年1月17日更新

事業の目的

わが国は、将来的に高齢化が進む一方で、社会の支え手となる現役世代は急減していき、医療費や介護給付費などの社会保障費がますます増加していくと予想されています。
本事業は、高齢者の特性である「フレイル(※)」を予防し、健康寿命の延伸と社会保障制度の安定化を目指します。

※「フレイル」とは

日本老年学会が2014年に提唱した概念で、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指します。
フレイルの診断基準には、体重減少や歩行速度の低下など5項目あり、適切な治療や予防を行うことでフレイルの進行を抑えることができます。

フレイルのイメージ

事業の内容

生活習慣病重症化予防 個別訪問指導

75歳以上の後期高齢者健康診査受診者のうち、高血圧や糖尿病等の生活習慣病重症化のおそれがある人には、保健師や管理栄養士、看護師等の医療専門職が個別に訪問し、保健指導を行います。

地域の通いの場を活用した健康教育

地域の通いの場を活用して、運動・栄養・口腔・服薬等の健康教育を行い、フレイル予防に取り組みます。
令和3年度は、妻ケ丘・沖水・高城の3地区からスタートし、令和4年度から市内全域で実施する予定です。

「フレイル予防教室」について

新型コロナウイルス感染症の収束がなかなか見えない状況の中、閉じこもり状態が続くと、フレイルはどんどん進行してしまいます。感染対策をしっかり行いながら、フレイルにならないように健康づくり・介護予防を進める必要があります。

市では、感染対策を講じながら、地域の通いの場等を活用して「フレイル予防教室」を実施しています。
これまでに実施した教室の様子を一部紹介します。

~寄合い処福八(高城町)にて~
講師:デイサービスセンターめぐる 理学療法士 日高恵子 氏

足踏みをしながら3の倍数で手を叩いたり、足踏みをしながらしりとりをしたり・・など、身体を動かしながら脳トレの方法を教えていただきました。
参加された人は、「いつも使っていない脳の部分を使っている感じがしていい運動になった!」「またやりたいです」と好評でした。

フレイル予防教室(福八)の様子 フレイル予防教室(福八)の様子2

~オレンジカフェみやこんじょ(沖水)にて~
講師:都城フォレストクリニック脳神経外科 理学療法士 高野眞吾 氏

回想法を取り入れたゲームや、椅子に座ってできる運動を教えていただきました。
参加された人は、「身体を動かして気持ちよくなった!」「楽しかった~」とこちらも好評でした。

 フレイル予防教室(オレンジカフェ)の様子 フレイル予防教室(オレンジカフェ)の様子2

「二重課題運動(コグニサイズ)」をご存じですか?

「二重課題運動(コグニサイズ)」とは、頭で考える動作と一緒に身体を動かすと、脳と身体の機能を効果的に向上させることができると言われています。

<二重課題運動(コグニサイズ)の例>

  • 足踏みや散歩をしながら、しりとりをする
  • 足踏みや散歩をしながら、果物の名前を思いつくだけ挙げる
  • 足踏みしながら3の倍数で手をたたく など

市では、健康寿命を伸ばすため、フレイル対策を強化し取組んでいきます。
フレイル予防教室は、既存の通いの場等を活用しながら、順次実施場所を増やしていく予定ですので、詳しくは、健康課(電話:0986-23-2765)へ相談ください。


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