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山之口麓文弥節人形浄瑠璃 出世景清・初段~「普請の段(ちゅのたて)」
源平の戦いに敗れた平家の大将、悪七兵衛景清は、尾張の国(今の名古屋)熱田神宮の宮司の元に身を隠しました。
そのうちに宮司の娘、小野の姫と仲良くなり結婚の約束をするまでになりました。しかし、戦いに敗れた悔しさをどうしても忘れることができません。源頼朝が南都(今の奈良)に東大寺東大寺を建てるために家来の畠山重忠をその奉行に命じたことを知ると、難い頼朝を討つ前に、まず重忠を倒そうとして大工になりすまし、南都に忍び込みました。そして、すきを見て重忠を討とうとしましたが逆に見つけられ、大格闘の末、その場を立ち去っていきます。
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山之口麓文弥節人形浄瑠璃定期公演(サイト内のページへリンク)