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山之口麓文弥節人形浄瑠璃 出世景清・二段目~「阿古屋住家の段(つくりぶん)」
重忠の元から逃げ出した景清は、以前、都で知り合い二人の子どもまでいた阿古屋という女の人の所にしばらく隠れていました。そのことを知った阿古屋の兄、伊庭十蔵が景清の居場所を幕府に知らせて褒美をもらおうと思い、阿古屋に幕府へ届け出るようにすすめますが、言うことを聞かないので、景清が結婚の約束をした小野の姫からの偽の手紙をつくり阿古屋に届けます。
偽の手紙であることを知らない阿古屋は、悔しさのあまり兄のすすめに従って、景清が隠れていることを奉行所に知らせてしまいました。
奉行所の役人がたくさんの家来を連れて景清を捕らえに来ますが、今度も危ういところを逃げ切ります。
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