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ぼんちくんと歴史探検「都城跡出土の焼き物たち」

記事ID:0001715 更新日:2020年5月1日更新

広報誌で連載中の「ぼんちくんと歴史探検」。ホームページではちょっとくわしく解説します。
今回のテーマは「都城跡出土の焼き物たち」です。

どんな焼き物があるのかな

外国からきた焼き物

外国からきた焼き物は貿易陶磁器(ぼうえきとうじき/輸入陶磁器)と呼ばれます。おもに中国からもたらされました。白地に透明(とうめい)な釉薬(ゆうやく)をかけた白磁(写真:左)。緑色がかった釉薬をつかう青磁(せいじ)。コバルトで絵付けされた青花(せいか/染付:そめつけ/写真:右)などがあります。

白磁 青花

日本でつくられた焼き物

中世陶器の有名な産地に六古窯(ろくこよう)があります。瀬戸(せと)・常滑(とこなめ)・信楽(しがらき)・越前(えちぜん)・備前(びぜん)・丹波(たんば)でつくられた焼き物です。広く流通しており、市内でも常滑焼や備前焼(写真)などが出土しています。

備前

都城でつくられた焼き物

それぞれの地域では、その地域で使う土師器(はじき)という素焼き(すやき)の土器が作られていました。煮炊きをするための甕(かめ)。食事の際に使う椀(わん)や小皿(こざら)などがあります。

土師器

武士のたしなみ、「茶の湯」

茶の湯ってなんだろう

「茶の湯(ちゃのゆ)」とは、人を招きお茶を立ててもてなす喫茶文化をいいます。中世の武士の間では、能や和歌と同じ教養(きょうよう)の一つとして流行しました。江戸時代以降、「茶の湯」の精神をもととした「茶道」が確立し、現代まで続いています。

どんな道具を使うのかな

お茶をのむための茶碗(ちゃわん)。湯をわかす茶釜(ちゃがま)や火鉢(ひばち)。湯をくむ柄杓(ひしゃく)。茶碗をすすいだ湯水を捨て入れるための建水(けんすい)。茶葉を入れておく茶入(ちゃいれ)や茶壷(ちゃつぼ)などがあります。

都城跡でみつかった茶道具たち

都城跡の発掘調査(はっくつちょうさ)では、天目茶碗(てんもくちゃわん)のほか、茶臼(ちゃうす)や火鉢、建水とみられる陶器などが出土しています。

茶道具 茶道具2

天目茶碗(てんもくちゃわん)とは、なんだろう

どんなお茶碗なのかな

黒や茶色の鉄釉(てつゆう)がかけられた茶碗です。鼈口(すっぽんぐち)とよばれる口のところが2段になった形のものが多くあります。考古学的にも有名ですが、美術的な価値も高いお茶碗です。(写真は瀬戸市経塚山西窯跡出土資料)

天目茶碗

 どこでつくられたのかな

もともとは中国でつくられ、天目山にあるお寺で使われていました。鎌倉時代、そこへ留学(りゅうがく)したお坊さんが日本へ持ち帰ったため、「天目」とよばれるようになったともいわれています。その後、同じようなものが日本でも作られるようになりました。尾張地方(現在の愛知県周辺)で大量生産されました。

都城ではどこでみつかっているのかな

都城市内では城跡から多くみつかっています。都城跡(本丸跡・池之上城跡)、安永城跡(金石城跡)などで出土しています。


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