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オヤシ床

記事ID:68225 更新日:2024年11月19日更新

大豆を発芽させたもやしのことである「オヤシ」。正月料理に欠かせない伝統的な材料の一つです。
オヤシは、「オヤシ床」とよばれる環境を利用した生育方法が伝わっています。
都城の志和池・庄内・西岳・中郷の各地区の麓では、湧き水や小川などの水源の近く。他の地域では、井戸を利用して井戸内に吊るしたざるの中に大豆を置き、筵(むしろ)や藁(わら)で覆った「オヤシ床」を作ります。
そして気温と水温の差で水蒸気が立ち込める環境等を利用して大豆を発芽させ「オヤシ」を作っていました。
現在では正月の準備をするのは大晦日というイメージがありますが、かつては12月13日頃には準備を始めていたようで、オヤシ床を作る時期も正月に間に合うように同じころが適期とされており、正月準備の始まりの一つでもありました。


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